「フラッシュ・ゴードン」 映画「TED」で有名になったカルトSF映画です。 (私はおおむかしにパタリロに名前が出てきて、 それで知っていたけど見たことはなかった…) 撮影現場もかなりグダグダだったそうですが、 映画の中身は最高に馬鹿馬鹿しいです。 悪の皇帝ミンが地球に攻めてきて、 それを察知していた科学者の作ったロケットに 偶然乗り込んだ金髪マッチョのアメフト選手ゴードンが、 同じく偶然乗り込んだ旅行会社の美人OLと共に冒険して、 (美人OLはミン皇帝と無理やり結婚させられそうになったり) (ミン皇帝を演じるのはマックス・フォン・シドー!) 地球を守るという話です。 ゴードンが自分の名前の入ったピチピチタンクトップを着ていたり、 敵の軍団とアメフトの技で戦ったり、 マッチョなゴードンのお腹が案外ぽっこりしていたり、 まったく意味のない趣味丸出しのキャットファイトとか、 脱力ポイントは色々ですが、 薄い素材丸出しの安っぽいセットが致命的であるような気がします。 この映画を愛する人は一種だめんず的に、アカン部分に惹かれるのでしょう。 原作は1934年にスタートした新聞連載漫画だそうです。 昭和9年!なぜ50年も前の漫画を映画にしようと思ったのか。(1980年製) そして大昔の原作を映画化するときはあらすじを大幅に変えないと駄目だ…! ルーカスはこの作品を映画化したかったけど、 先に権利を押さえられていたので「スター・ウォーズ」を撮ったらしい。 結果的にはその方がよかった。 しかし「スター・ウォーズ」の方が3年ほど公開が早いので ますますこの映画の駄目な部分が際立ってしまった…。 主題歌は名曲だと思います。一度聴いたら忘れられない。 2014.03.04 サイトに掲載 2014.12.27 再掲載 戻る |