「新しき世界」







映画ジャンルの腐女子の皆さんの間で大変話題になっており
気になったので見てきました。
ヤ ク ザ B L で し た 。ありがとうございました。
あ、でも別に誰と誰が実際に関係を持っているとかでは全然ないです。
ただ単に血と暴力と、裏切りと、義兄弟関係と、濃密な苦悩があるだけです。

残念ながら暴力表現がきついめなので、女性向けではあまりないかも。
私は、抵抗の手段のない弱い女や子供が完全に被害者として
非現実的なクリーチャーではない人間相手に虐待される様子が
あきらかな萌えによって長々映されると監督に殺意がわくタイプなのですが、
全員覚悟の上でその世界にいるだろう人たちが
バカスカ暴力を受けるこのタイプの映画は平気です。

結局のところチョンチョン兄貴とジャソンの関係の描写のために
映画のほとんどの時間を費やしています。
チョンチョン兄貴はクールな狂犬で、
韓国において差別を受ける華僑出身ですが、
組織の次期トップ候補になるまでに登りつめました。
そんなチョンチョンから絶大な信頼を受ける切れ者の腹心ジャソンは
同じく華僑出身で、しかし実は警察の送り込んだスパイです。
この設定ゆえに「インファナル・アフェア」を引き合いに出されることが多いですが、
別に似てはいなくて、こちらの方が暴力的で、限定的で、女性的です。

オチばれ

・やっぱりヤクザはスーツですね。血の付いたシャツの細身の男性…。
・英語の発音が違うのが耳に引っかかる。
 ゴールドムーンがどう聞いてもコルドムーンとか。
 日本語の外来語も他国の人が聞いたらこんな感じなのかな。
・ヤクザのみなさんが全員シュっとした顔をした長身の若者でしたが
 容姿選考でもあるのかしら。
・あー、同じ同じ!と思うところもあり、全然違うわ!と思うところもあるお葬式。
 全員で床に額づいたりする…?なんかタイっぽい?
 お葬式のしきたりはアジア全域で微妙に混ざってるんでしょうね。
・警察は、手段がえぐい割に成果が全然あげられてなくて(不起訴2回とか)
 いらっとした。もういっそ組織構成員全員警察のスパイに入れ替えちゃどうだね。
・倉庫のシーン、ジャソンさん100CCくらい発汗してたけど、私も嫌な汗出たよ。
・銃の規制された国のカチコミはいいですね。
 主な武器がバットと包丁で。体力が要るのでそんなに沢山は殺せない。
 しかしエレベーターで、周囲を取り囲まれて刺される壮絶なシーン、
 どう見ても殺せる位置にいる人が、殺陣の組み立ての都合から
 待ち針みたいにちびちびと当たらないように包丁を突き出している様は
 ちょっと苦労がしのばれた。
・チョンチョン兄貴ほどのひとが情で判断を誤って身を滅ぼしたという見方もできるし
 チョンチョン兄貴ほどのひとだから、先見の明があって正しい判断をした
 という見方もできます。
 腕時計がもうね…もうこの…泣く…!
・ラストでダメ押しきたよ。
 この頃はジャソンの方が兄貴分だったのかな?教育係てきな。
・別にやらなくていいですが日本版をやるとしたら岡田将生さんと堺雅人さんで。








2014.02.17 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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