「八甲田山」






1977年公開

原作も読んで、山にも登って(ロープウェーで)映画も見たとなると
すごいファンのようですが、別にそういう訳でもなく、何となくです。
高倉健さん北大路欣也さん、丹波哲郎さん、藤岡琢也さん、
森田健作さん、下条アトムさん、大竹まことさん、
秋吉久美子さん、栗原小巻さん、加賀まりこさん、菅井きんさんが
出演されているらしいのですが、若すぎて誰が誰やらさっぱり分からず。
(高倉健さんは何とか)
しかし故大滝秀治さんだけは全然お顔が変わっておられないのですぐ分かりました。

えっと、原作の方がえぐいので、映画版はソフトに感じられます。
そしてなにやらブロマンス風味が追加されています。
しかし特殊効果のない時代、
この雪崩のシーンとかはどうやって撮ったのだろう…?
と首をひねるようなところもあり、
wikipediaを見たらどうやら、過酷な撮影で当時話題だったそうです。

錯乱して洋服を脱ぎだすひとをはじめ、
死ぬ人はみんな顔がどす黒くて怖いです。
何か塗ったのかしらとも思える色なんですが、
あれは役者さんが凍傷になりかけだったという伝説もあるようです。

しかしできるものなら2013年のこの異様な猛暑のエネルギーを、
1902年の青森県に転送したいですよ。
雪など一発で溶けて、ぽかぽか陽気の中で
ちょっと荷物の重いハイキングを楽しめたに違いありません。








2013.09.02 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





戻る