「TIME/タイム」






「ガタカ」のアンドリュー・ニコルが監督です。
しかし物凄く大味なSF。

遺伝子操作で25歳以降は歳をとらなくなった世界。
人々は通貨の代わりに寿命で物を売買していた。
貧民層は残り数十時間の命をなんとかやりくりして生き延び、
富裕層は千年、万年もの寿命を謳歌していた。

内容ばれ
リスク分散という点では非合理的なシステムだと思う。
強盗にあって財産を取られたらその場で死ぬし、
逆に寿命があっても怪我や病気で当然死ぬし。
人口過密を防ぐためならこれで正解なのかな。

貧困層の生命を吸い取って成り立っている
この世界の富貴層を風刺して云々とか、まあそんな感じなのだろう。

しかし見ていたら、ホテルの1泊が寿命2ヶ月分で
お高いレストランの食事が8週間分とかって(字幕)、
2ヶ月=8週間なのでは…?
まあ仮に2ヶ月=4万円くらいとして、
電話代が寿命1分って言ってたから、
1ヶ月=43200分
2万円÷43200=約40銭か……。
食事が高く、電話代が安いな……。

タイムキーパー役のキリアン・マーフィーが
ドジっ子にも程があるという凄いうっかりさんで、
彼のラストシーンだけは驚かずにはいられないと思います。
主人公と因縁があるのかなとか、
最後に何か哲学的なやりとりがあるのかなとか思っていたら、
単なるドジっ子!!!主人公はごく自然にスルー!!!
あんまりだ。










2013.07.17 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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