「K−20 怪人二十面相」 上映中に見に行ったら満席でチケットが買えなくて 見逃した作品です。 とくにドラマからの映画化作品でもないし、 あのときなぜあんなに混み合っていたのか今も謎です。 金城さん効果だったのかな? 第二次世界大戦のなかったパラレル日本では 厳格な身分制度によって人々の生活は強い制限を受けていた。 サーカスの軽業師である平吉は、記者を名乗る男にだまされて 帝都を騒がす怪人二十面相の濡れ衣を着せられてしまう。 逃亡生活を送りながら体術に磨きを掛ける彼は ふとしたきっかけで富豪の令嬢と出会う。というあらすじ。 オチばれ 明智探偵役の仲村さんの演技が最初からあやしすぎたので、 「これは二十面相だと思わせておいて実は違うパターン…?」 と思っていたら本当に二十面相で脱力した。 なんであんなにあやしい演技になさったのか…。 最後に平吉に 「俺と組もう。俺と2人で新しい世界を作ろう。 俺とお前のような有能な人間だけが生きて云々」 という誘いを掛けてあっさりふられますけど、 (多いわ、このパターン…) 便宜上声を掛けたのではなくて、 まじでガチで誘ったのに断られてショックです、 みたいな感じがとてもよく出ていてよかったです。 お前は一生指名手配されるんだよバーカバーカって くやしまぎれに意地悪言っても、 平吉に「いいよ」って微笑でスルーされちゃうしね…。 あの時の顔、本当になんというか…。 当時これ絶対薄い本が出てたに違いない。 脚本監督は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の脚本を書いた女の人なんですが 独特の世界観といい、アメコミヒーローみたいなお話といい こっちのほうがずっといいです。 明治大正っぽい雰囲気を出すために 門司赤煉瓦プレイス、北九州市旧門司三井倶楽部、上野海運ビルなどでロケが行われたようです。 そういえばこの作品もスチームパンクに分類されるのですね。 スチームパンクって、ヴィクトリア朝文化+ハイテクノロジーに限定されるのかと思ったら そうでもないらしい。 レトロフューチャーの総称でよいのかな? 2013.05.08 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |