「髑髏城の七人 1997年版」 捨之介と天魔王が古田新太さんで、 兵庫が橋本じゅんさん、 蘭兵衛が粟根まことさんのバージョンです。 おまけ映像で1990年のオリジナル版の抜粋も付いていたので 髑髏城全部のバージョンをコンプリートした気がする。 (オリジナル→再演→アオドクロ→アカドクロ→ワカドクロ) 古田さんが痩せてた…。 コメンタリでも高田さん、いのうえさんが痩せてる連呼なさってた。 古田さん本人はなんだか否定されてましたが 彼の眼には自分の姿がどう映っているのだろう…。 あらすじはほとんど変更なし。 蘭兵衛が粟根さんなのですが、他の蘭兵衛よりもややコミカル、やや禁欲的でした。 メガネとそろばんは、ここから次の裏切り渡京に引き継がれたのかー。なるほど! あとアオドクロDVDも買って久しぶりに見たのですが、 そっかー蘭兵衛役の池内君は天然なんだなあってコメンタリーを聞いて思いましたよ。 初舞台で、すごいプレッシャーで、着物の所作が難しくて 刀の扱いが上手く出来なくて、持って帰って練習したとか、 でも本番で刀を落としましたとか、そういうエピソードがやたら多かった。 そういえば芝居内で染五郎と池内君がキスをするシーンがあるのですが、 池内君がテンパって染の唇を噛んでしまったことがあるそうで、 天魔王だから痛がるわけにもいかず我慢したそうです。 かわええ。 (手順としては染がゴブレットから血糊を口にいれ→それを池内君に口うつしする→池内君血糊を噛む) (あの血糊はイチゴ味なんですって) あと無界屋のセットが妖しくて一番好きとか、 染の見得切りがいいとか、 沙霧が一番お猿のむすめっぽい(でも数年後には美人になる顔立ち)とか、 100人斬りの刀研ぎのシーンが一番アクロバティックとか、 もちろん蘭兵衛が一番アホの子だからとか、 様々な理由でアオドクロが一番好きです。 2013.04.24 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |