「ジャックと天空の巨人」






ご存知「ジャックと豆の木」のお話を大胆アレンジ。
かつて天空から豆の木をつたってイングランドに侵攻してきた人食い巨人集団を
勇気ある王が魔法の王冠の力で追い返したという伝説と、
その王の末裔である冒険好きの姫、同じく冒険好きの平民ジャックを主役にした
巨人集団との激しい戦いを描きます。
大コケしているそうですが、普通くらいには面白いです、よ。
何だろう、低年齢をタゲっている割に巨人のデザインがガチで怖いせいかな?

ユアン・マクレガーがひさしぶりに愛されウッカリ八兵衛じゃない、
仕事の出来る役をやっています。
あと王様も職務に忠実で好感が持てました。

箇条書き内容ばれ

・バッド・ハット・ハリー(シンガー監督の会社)のオープニングロゴが
 巨人バージョンに変わっていた。面白い遊び。色々なバージョンが見てみたいです。
・巨人を2体殺しただけで巨人殺しを名乗るのは如何なものか。
 (原題はJACK THE GIANT SLAYER)
 でも豆の使い方は面白かった。
・あの豆の木は煮たら食べられるのかな?あらゆる食糧難を解決できそう。
・途中でフェードアウトしたジャックのおじさん、彼は別に悪い事何もしてないので、
 ジャックの逆玉でその後幸せに暮らしているといいな。
・「フィー、ファイ、フォー、ファム」は映画内では巨人の名前になってましたが、
 物語では、くんくんと匂いをかぐ描写だそうで、
 「フィー、ファイ、フォー、ファム、イギリス人の血のにおいがする」
 というフレーズは人々のハートを掴んだらしくマザーグースにも使われたとか。
・農家に本がたくさんあるという事は活版印刷が広まった後で、
 少なくとも15世紀の終わりか16世紀、そのわりにお城の武器が貧弱すぎではあるまいか…。
・巨人が男ばかりに見えるのですが、もしや天空のゲイハウスだったのでしょうかあすこは。
・ゴラム!
・後ろに誰かいる?の使い方はよかったです。

「ジャックと豆の木」ってグリムやアンデルセンじゃなかったんですね。
あらためて読むとドロボウの話やないかこれ!おいこらジャック!
巨人の奥さんに庇われておきながらこの恩知らず!ドロボー!

軌道エレベータの比喩に使われるというのは成程と思いました。









2013.03.28 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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