「テッド」 筋金入りの仲間はずれの主人公は友達がいない。 クリスマスに両親からクマのぬいぐるみをプレゼントされた彼は ぬいぐるみをテッドと名付け、それからは本当の友達のように 何をするのも一緒。 ある夜少年は「君がしゃべれたらいいのに」とお祈りをする。 少年の祈りはこの世のなによりも強い。 (そう、攻撃ヘリコプターAH-64、アパッチを除いては) テッドはまるで生きているように動き喋りはじめ一躍有名になる。 しかし27年後、奇跡のぬいぐるみとして一世を風靡したテッドも今や落ちぶれ 少年は35歳のうだつのあがらない中年男になり、 2人は自堕落に大麻をキメながら生活していた。 しかしとうとう付き合っていた彼女から、 テッドと離れるように言われ、主人公は……というお話。 予告など目じゃないくらいに下品でした! テッドがかわいいので緩和されますが 性的な下ネタと汚い下ネタの両面からグイグイきます。 間違っても家族や、中途半端な仲のひととは行かれない方がいいです。 しかし愛ある懐かし映画ネタが多く、出演者も意外に豪華で、 なによりこんなあらすじなのにアクションやカーチェイスがあり 最後は割と泣かされます。 低予算なのにババーンと儲かって、さっそく続編が決定したとかで、 日本でも当日券で見るのが難しいほどの人気のようです。 内容ばれ ・これテッドの性格がエロおやじでなかったら あまりおもしろくない普通の感動系映画になったでしょうけど、 大麻漬けのサイテーのクマだからこそ 一瞬入る真面目な台詞が効いてくるのだと思います。 ・ちょこちょこあったパロディの中では インディとエイリアン2の使い方が特に好き。 (別格扱いのフラッシュ・ゴードンや、他にもETやスターウォーズ、 007オクトパシー、トップガン、127時間、 サタデーナイトフィーバー、ブリジットジョーンズの日記、ファイトクラブ等々。 パンフには元ネタ全部書いてあるらしい。また買いに行くぞ) エイリアン2はビショップねたとナイフねたの2箇所使われてた! ・クリスマス前後はキリスト教徒の子供が集団でユダヤ教の子供をボコボコにするって 本当なのか冗談なのかよく分からない…。 ・無茶振りゲームって、そういう遊びがあるの……? それはパーティーゲームなの? ・テッドの働いているスーパーのオーナーが一番笑った。 さすがのテッドも心配するレベル。 ・ライアン・レイノルズはよくまああんな役で出てくれたね…。 「同僚がソファでグリーン・ランタンとヤリ始めた」とかって (英語ではヴァン・ワイルダーだったらしい) 絶対その字幕、ワーナーに許可取ってないよね!? ・他にも日本になじみのないアメリカねたは意訳がされてました。 「ガチャピン」「くまモン」「星一徹」 「キラキラネーム」「この子の七つのお祝いに」 ・「ショーン・オブ・ザ・デット」もそうですが、 駄目な同性の友達と共依存関係にあって満たされていて そして彼女に振られるパターン、別に彼女とかいらないじゃんよって思う。 彼女は若くて仕事もできる美人なのに主人公はだらしないおっさんで、 しかも目先に何かがぶら下がると、前後の見境やら約束やら決意やら 全部飛んじゃう性格って、彼女かわいそう。 「トランス・フォーマー」のサムと合わせて、お前たちは相棒とでも結婚しろ。 ・あ、でも彼女が2人の友情に割って入るお邪魔虫に見えないように、 ちゃんと演出されてたのはよかった。 ・雷兄弟の歌が耳に残って永久に回り続けます。 あと「テンテンテンテン……フラッシュ!アーアー!」の歌。 2013.01.21 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |