「ザ・レイド/The Raid」






インドネシアのアクション映画です。
インドネシアの映画を見るのはたぶん初めてー!
麻薬密売組織のビルに突入してボスを抹殺する指令を受けたSWAT部隊の話です。

最初に移動のバンの中で隊長が隊員に作戦内容の説明をするのですが、
それが明らかに隊員じゃなくて観客に向けて話しているとしか思えない内容で
「相手は闇世界に君臨する超極悪人だ」とか言っちゃって、
ちょっとふきだしてしまいました。闇世界に君臨て!

内容ばれ…?

すごい大勢で2隊に分かれてかっちょよく突撃しますが、
ギャングの装備と比べて別に圧倒的な差がある訳でもなく
下調べも杜撰で、しかも上に許可を取ってない作戦だったらしく応援が呼べません。
グダグダです。SWATはあっという間に5人くらいに減ります。
何しに来たのボクちゃんたち!

でも人数が減ってからのノンストップ格闘はすごい。
エクスペンダブルズからユーモアとキャラ萌えを抜いた感じです。
ビルの中にいる住人やギャングが全員襲いかかってくるのですが
手持ちの武器をすべて使って、武器がなくなったら拳で戦います。
インドネシアの格闘スタイルは、ハリウッドとはちょっと違ってておもしろい。
関節技とか絞め落としは使わないようです。
敵側に戦闘狂がいて、そのひとは自分が銃を持っていて有利だったとしても
拳で戦うためにあえて武器を捨てたり、
虜囚を解放してわざと2対1で戦ったりするのですが、
そのおっさんがちっこいんですよ。強いけどちっこい。
途中からずっとちっこいおっさんを応援していました。

ギャングのひとが吹き抜けで階下の柵に背面から落ちて、
柵で背骨が折れて死ぬやつ、
「これなかのひとも死…」って思いましたが
どうやら合成で死んでないようです。よかった。

後半になると突然兄弟萌え映画になってびっくりします。








2012.11.14 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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