「アイアン・スカイ」






バカ映画の傑作です。
「宇宙人ポール」を見たのが今年でなければ、今年のNO1バカ映画だったのに!

月へと逃げのびていたナチの残党が小国家を建設しており、
そこから地球へと侵略が開始されるという話。
格好いいアメリカ様が悪のナチをコテンパンにやっつけるぜ!
という映画かと思っていましたが、
アメリカはナチ以上に気が狂っていたのでした。

アーリア人的な、見た目の美しい子供達がカギ十字を身に付けて
総統を讃えるとか、これ反ナチ映画だとはいえ
ヨーロッパで上映出来るのか不安になりました。
当然ハリウッドではなく
フィンランド・ドイツ・オーストラリア共同制作映画です。
ともかくブラックジョーク満載で、アメリカ風刺がすごい。
ナチネタは勿論のこと、人種差別ネタ、下ネタオンパレード。
(私はミリタリーねたは全然分からないけど)細かいパロティがいっぱい。
例の北の国も平気で笑い物に!
一切出てこないのは…ユダヤねたくらいです…うん。

前半はヒラコー先生の描く漫画そのままで、
後半はややヘタリア風味でした。
(ヒラコー先生は今すぐこの映画を見るべき)

内容ばれ

「アメリカが、ちゃんと倒せたのはナチだけ」とか
「任期第一期で戦争を始めた大統領は必ず再選する」とか
へーへーへーの連続でした。
(あれ、北欧にとって第二次世界大戦の日本ってどういう…)

ナチのスローガンって適当に編集するとすごく舌触りのいい
魅力的なフレーズですね。
あのいかれた大統領のモデル、サラ・ルイーズ・ペイリンさんの写真を見ましたが
本人かと思うくらいそっくりだ!
(キリスト教福音派の熱心な信者で全米ライフル協会の会員…)

核兵器を搭載した攻撃型宇宙船の名前が「ジョージ・ブッシュ」で、
音楽とともに出撃する所はふいてしまいましたよ。
そして非戦闘員女子供関係なく爆撃という……。
そして日本の軍事宇宙船は地味にカミカゼ特攻かましてた…。

あと、北欧でも例の北の国のキャラ設定ってこれなのか!ってびっくりした。
そして堂々と侮辱していたのにもびっくりした!
黒人キャラに向かって「下等人種!」って言ったのもびっくりした!

唯一残念なのは、この映画は原題がそのまま「アイアン・スカイ」だけども
タイトルはどう考えても「スペース・ナチス」にすべきだったと思うのです。
(なにかコードに引っかかるのかな?)









2012.10.11 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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