「ヒア アフター」







・バカンス先で大津波に飲まれ臨死体験をした女性ジャーナリスト
・双子の兄を交通事故で亡くした少年
・かつては霊能者だったが現在はその能力を忌み嫌っている男

3人の運命が交差する話です。
冒頭にリアルな津波のシーンがあるので日本公開は打ち切りになりました。
でもそれほど長いシーンではない。
ラストで激しく「!?」となったのですが、
首をひねりながら評価を見に行くと絶賛なさっている方もおられ、
なかなか評価の分かれる映画のようです。

ラストばれ
私は少年のパートと霊能者のパートは好きなのですが、
女性ジャーナリストのパートにどうも興味が持てなかった。
死後の世界にとりつかれて、本を書いて、番組も降板させられて、
付き合っていたプロデューサーも後釜の子に乗り換えてって、なんか、うん…。

それよりも霊能者が通っていたお料理教室の女性がヒロインなんだと思ってた。
過去に家庭内でとても悲惨な事があったんだろうけれど、
それを感じさせない明るくてキュートな感じの子だったので、
彼女の魂を癒すのだろうと期待したら途中でぶつっと出てこなくなった。

そして電波カップル爆誕……(に見えましたごめんなさい)。

映画監督はあまりにも好きな事柄に関して作品を撮ると
匙加減が狂ったようになる時がありますが、
イーストウッド監督は死後の世界がそんなに好きなのか、と思いました。私は。

内容には全く関係のない細部

・イタリア料理の教室で、調理に入る前にみなで赤ワインを1杯頂いたり
 オペラをかけたり、なかなか楽しそうだった。料理教室もエンタメの一種なのだな。
 あちらではワイン1杯で手元不如意になる人間などおらぬという認識なのだな。
 あとペアになって目隠しをして食材を食べさせ合うゲームとか、何の合コンかと思う。
・弟の霊能力で金を儲ける事しか考えておらぬ兄が、
 現在は工場の作業員として働く弟を「月収2千ドル」だと人に嘆くシーンがあります。
 最初、1人暮らしなら別に悪くない金額じゃんと思ったのですが、
 アメリカでは給与は税込み金額で表示されることが多く、
 しかも(州にもよるけど)日本より税率が低所得者に厳しいと知って、
 手取りになるとちょっと苦しいのかなと思い直しました。
・たぶんディケンズの一節だと思うのですが「パンチを作っている時だけが幸福だ」みたいな朗読、
 パンチにラム酒を入れるレシピもあるのですね。アルコール度の低い飲み物だと思ってた。










2012.07.11 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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