「Black&White/ ブラック&ホワイト」 スパイラブコメです。 CIAの凄腕バディ2人組が同時に同じ女性を好きになって、 どちらが彼女を射止めるか紳士的に競おうということになり、 国家権力と最新スパイ技術を駆使して猛烈アタックを掛けるぞ! という話。 「Mr.&Mrsスミス」がスパイラブコメの最高峰だと思うのですが、 あれが好きな方はこの映画もきっとお気に召すでしょう。 というか脚本が同じ人だ。 男女ロマンス映画だと思っていたら、わりとバディ同士も愛し合っており、 男同士で「愛してる」と何度も言い合ってハグしておりました。 ええ、男女で交わしたのと同じくらいの回数……。 どういうことなの……。 みみっちい理由のスパイ行為や銃撃戦やアクションの連続に わりと楽しませてもらえます。2人とも超本気。 女性はなりゆきで二股をかける事になるのですが、 まあ、ぎりぎり「許せん!」という感じではない。 どちらもいい感じにハッピーになるので後味も悪くありません。 内容ばれ ・ともかくチャラ男がタックのことを好きすぎて、 最初は「これ、女とチャラ男が争うんじゃ……」と思いました。 タックのデートについていってやると言い、断られると尾行すると言い、 タックのデート中に5回も電話して「電話くれないなんて不安なんだ」と 超うざいメッセージを吹き込みます。 (その後ぐうぜんタックのデート相手と出会うのですが) ・そもそも最初に、心から愛し合える相手がほしくなったタックがチャラ男に、 「俺達のように、完全に信頼し合って共に戦えるような関係になれるかな?女性とも」 と質問するのですが、チャラ男は「不可能だ」と全否定。 ・NAKAMURA WESTEND DOJYO と書いてあったように見えたのですが、倒れた相手に馬乗りになって 顔を連続殴打というのは、いったい何の武術なのだろう。 ・スシとかドージョーとかサヨナラとかちょこまかと日本ネタが入りますが 監督が日本大好きっ子のようです。チャリエンとか撮ってたひと。 ・ヒロインが女友達に聞かれて男2人の欠点をあげるのですが チャラ男の欠点「手が小さい」はまあいいとして タックの欠点「イギリス人」っていうのは「!?」でした。 イギリス人って欠点なの!? ・タックとチャラ男の友情もそうですが、 ヒロインとその女友達との友情もなんか微笑ましい。 あの女友達は主婦の皮をかぶった中年のEROオヤジだと思うけど。 そういえば「Mr.&Mrsスミス」でも ブラピがしょっちゅう男友達に相談しててうざかわいかった。 ・ブロマンスの帝王セス・ローゲンにオファーがいったりもしたらしい。 イギリス人の方の役だったのかな。それも見たかった。 2012.04.19 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |