「ザ・ウォーカー」 (原題「The Book of Eli」) 大きな戦争を経て荒廃した世界を ひたすら西へ、本と共に歩む男の話です。 最後でびっくりさせてくれるので私は割と好き。 「フロム・ヘル」を監督したヒューズ兄弟の作品。 ねたばれ ・本=聖書、だろうなって最初に思ったのですが やはりそうでした。 英語圏の人はThe Bookの時点でもう分かるそうですね。 ・でもキリスト教バンザイ映画ではなく、 悪人(ゲイリー)は「聖書の力で人を支配してやる」とか言って めっちゃブラック。 ・宗教が原因で大戦が起きたから聖書全部焼いたって ずいぶんアグレッシブだな。君達は極から極へ走り過ぎだ…。 ・あの超武装の人食いお年寄り夫妻、すごい仲睦まじくてほのぼのした。 ・考えてみれば伏線はあった。 辻褄の合わない所は全部奇跡で説明がつく。 ・邦題がちょっと、仕方がないとはいえどうなんだろう。 直訳すると「イーライの書」になるのかな。 追記&下記オチばれ タイトルの直訳は聖書に登場する人物の日本語表記に倣って 「エリ記」または「エリ書」になると思いますというメッセージを頂きました。 Eliという方が聖書に登場するのですね。存じませんでした。 ずばり最後のオチそのものの題なので、その邦題に出来なかったのは仕方がないのですが、 もうちょっと宗教的な意味のあるタイトルがよかったなあと思います。 (あれ、じゃあ英語圏の方は途中で大体の結末が読めてしまいますね!) 2012.03.20 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |