「戦火の馬」 アカデミー主演動物賞を設けるべきではないかと思いました。 馬です。3時間馬。馬がお好きな方はぜひご覧になるべきです。 馬×馬など新たな道が広がります。 (あ、でも馬が無残に死ぬシーンもありますのでそこのところはご注意ください) サラブレッドでありながらなぜか農家に買われた馬ジョーイと、 その農家の息子アルバートの数奇な運命の物語です。 あ、スピルバーグ作品です。名作系のほうの芸風。 内容ばれ ・持ち主に不幸を呼ぶ宝石ってありますが、 ジョーイはかかわると不幸になる馬です確実に。 作中で誰も言及しないのが不思議なくらいです。 最初の馬主ナラコット家→作物が全滅 次の馬主の軍人さん(トム・ヒドルストン)→戦死 世話をしたドイツ人兄弟→逃亡銃殺 かくまったジャム作り農家→孫娘が病死 庇った馬係→命令違反処罰(たぶん) あ、アルバート以外でジョーイの背に乗った人の死亡率は100%だわ。 ・ナラコット家のセットがスゲェェェって思ってたら、重要文化財建築物でした。 Ditsworthy Warren House で画像検索すると素敵な写真がいっぱい出てきます。 (絶対これ電車で行けneeeee) ・軍に売られたジョーイとの別れをめそめそ惜しむアルバートに軍人が 「犬じゃないんだぞ。馬だぞ?」と言うのですが、犬ならいいんだイギリス。かわいいな。 ・そんなアルバートの心を汲んで、戦場からお手紙するため馬のスケッチをがんばる トム・ヒドルストン。マイティ・ソーのヤンデレの弟を演じた人ですが 悪人よりは儚い善人のほうが似合ってる、気がする。 ・カンバーバッチさん(BBCドラマ現代版シャーロックの人)、 すみません私はクレジットを見るまでどこに出てらしたか分からなかった! あんなに特徴的な顔の人なのに!どうやら私は彼を頭髪のモジャで識別していたようです。 ・シューリス先生も出てらっしゃって、大地主様の役です。 そういえば彼はルーピン先生を演じていた時ですら一瞬たりとも貧乏人には見えませんでしたね。 常にお金持ちオーラが出ておる。 ・馬はとても恐がりというから爆発は後で合成したものだと思ったんだけど、 wikipediaを見たら突撃シーンで実際の爆発もあったそうで、馬頑張ったな馬えらい…。 あと塹壕を駆けるジョーイのシーンは、馬も危ないけど人も結構危ないと思う。 ・有刺鉄線のところ、ギャァーって悲鳴あげそうになりました。 あれ、プラスチック製だそうです…よかった…よかった…。 ・しむらー、うしろー!うしろー! ・最初にシューリス先生の家に買われていればジョーイは何の苦労もせずに済んだのに おやじこのやろう。(おやじのひとは死喰い人だったらしいですが記憶にないです) 2012.03.05 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |