「ものすごくうるさくて、
   ありえないほど近い」








この映画と原作の関係は、ドラクエの嫁選びのようなもので、
どちらかを選んでしまうと、もう片方に拒否反応が出ると思う。
なので映画を見て気にいった人は原作を読まない方がよいし、
原作を読んで気にいった人は映画を見ない方がよい。
(なかには両方愛せる人もいらっしゃるかもですが)
逆に映画を見て「いまいち…」と思った方は原作を読まれるとよいかも。
私も原作を読んでいなかったらもっと熱心にこの映画を褒めていたと思いますたぶん。


あらすじ
9.11で犠牲となった父親の遺品の中から
「BLACK」と書かれた封筒と、その中に入った鍵を見つけた少年は、
父の残した謎を解くべく、BLACK姓を持つすべての人を訪ねる探検を始める。

いい映画です。
原作のエッセンスを残しつつ、
より多くの人に好かれ、より多くの人が感情を動かされるように
キャラクターとあらすじに改変を加えてある。
原作は9.11がきっかけではありますがメインではないし、
主人公は多くの人に愛されるキャラクターではないし、
誰でも何かを得られるという類の物語ではない。
でもだからこそ限られた人に熱烈に愛される小説だと思います。

内容ばれ

なにしろ一番印象的な、あらすじの真芯のエピソードが
映画オリジナルなのです。
あとわりと重要な人物が1名、存在を消されている。
あ、でも原作だとお母さんの扱いがちょっと酷いと思っていたので、
そこのところは映画の方がいいな。

・冒頭部分、生え際が映ったら「あー、トム・ハンクスー」って思った。
・主人公の顔は綺麗すぎて怖い。美少年通り越して美女の顔なんだもん。
 しかも美女と違ってメイクなしであれですよ。
・マックス・フォン・シドーはいい仕事してた。
 でも過去の一切合財カットされたので謎の人物だった。
・ホーキングの返事のくだりはカットですよねー。
・主人公が事件以降苦手になったものの1つ「イスラム教徒」などは
 ますますカットですよねー。でも抜けてると不自然ですよ。
・主人公の残酷ノートもカットだよね。
 でも映画のあの創作ノートは、すぐに仕掛け絵本として
 売れるレベルの完成度だと思う。
・最後のあの棒人間の浮上は、お父さんが逆回しになって助かった絵だよって
 全員に伝わったかな。気になる。









2012.02.21 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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