「アンストッパブル」







実話が元になったらしい。
貨物列車の運転士が、線路の切り替えミスに気付いて、
まだ走り始めの加速途中だったので、
自分で切り替えようとちょっと降りちゃったら
アクセル的な何かがはずみで動いてしまい列車が加速、
運転席に戻れなくなり貨物列車が暴走、
しかも積み荷に危険な薬品が積んであったため、
列車は丸ごとミサイル状態!脱線したら街が危ないよ!という内容です。

まず貨物列車ってビジュアル的に地味なうえ、
スピードも飛行機やらスポーツカーやら、
早さ自慢のあれやこれやに比べるとそう大したことはありません。
でもこの映画では、アングルや音や演出で、
列車がかなり恐ろしく禍々しく映っていて見応えがあります。
大画面で見ればよかったなーと思いました。
(でも人物を撮るときもちょっと凝ってドキュメンタリー調にして
焦点を合わせ直したりするのは、目が疲れるのでやめてほしい)

そして列車を止める役割をする主人公バディは
ロートルとルーキーのコンビ。
最初はお互いに馬鹿にし合っていますが
徐々に相互理解が進んでいくという鉄板の組み合わせです。

ロートルおじさんの娘さんが、
フーターズでバイトしているという話をした時の
「えっフーターズ?」(ニヤニヤ)というルーキーの顔と、
「お前の言いたい事は分かってるでも仕方ないんだ」(ニヤニヤ)
というおじさんの顔、
ああアメリカでもフーターズって娘をバイトさせるには、
ちょっとどうなんだって認識のお店なのかふーん…と思いました。
映画と全然関係ないですが(笑)。

鉄道オタクの人は大興奮の映画だそうです。
そのへんのところは私には分かりませんが、
質の高いパニック映画でした。








2012.02.13 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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