「リアル・スティール」






面白かったですよー。
冬映画の中では、かなりお勧めです。

むかし有望なボクサーだったおやじ(ウルヴァリンの中の人)が、
人間同士のボクシングが流行らなくなって、
ロボット同士のボクシング主流になる過程で
ロボットを買う→負けるの無間地獄に陥って、
借金まみれになっているところに、
別れた恋人の遺児が転がり込んでくる、というお話です。

息子のマックスが、ともかくいい!
冷めていて、クールなんだけど父親譲りの頑固者の11歳の少年で
頭が切れて、度胸があって、機転が利いて、
そしてロボットボクシングが大好きで機械工学の天才少年。
おまけに天使のような容貌
(マイティ・ソーの少年時代をやっていた子ですね)。
おやじは駄目にんげんすぎるのでマックス様の靴を舐めろとおもいました。

父と子ものの鉄板ねたとスポ根ものの鉄板ねたを
SFでコーティングしてあって、
後半の盛り上がりとか、半端ないです。
だれるところがない。

あと日本リスペクトが多くて、
途中、ぴゃー!とびっくりするところが何回かあります。

内容ばれ

ライバルのゼウスチームからアトムの売却を持ちかけられた時の
「一晩議論してもいい。絶対に売らない」
と父に言ったマックス様のセリフと表情がすごかった。
あれは惚れる。いまから婚約する。

ところでゼウスチームの専属技術者タク・マシドは
どこの国の人なのかな?インド?って思っていたら
あれ日本人設定なんですね(役者さんは明らかに日本人ではない)
卓、はいいとして松戸?益戸?

あと日本人なら誰でも気になると思うが
ノイジー・ボーイの「超悪男子」「極楽」「贖罪」
とかいう一連の文字が気になった。
天才マックス様は日本語もちょっと話せるのですが、
字幕を見ていて日本語が聞こえるとビクっとする。

ラストシーン、すごく感動的な場面なのに
マックス様の着ているTシャツに
「ロボット」という文字と、
すごくうさんくさいロボットの絵が描いてあって
そこに視線が吸い寄せられる。
あれは映画のためにわざわざ作ったのか、
それともどこかのパチもの日本Tシャツか?

おやじは、あれ博打の勝敗がプライドと融着しちゃって
それを自己分析できてない最悪のパターン。
そして完全無欠のマックス様ですが
唯一の欠点はだめんずの素養があること……。
だめな父が喜んでいるなら僕も嬉しい的な。
マックス様……。

この映画、お話も面白いのですが
映像も所々すごく趣があって、
父親がトラックで移動する所はなにか妙に切なかったです。
アメリカは広大で、道がどこまでも続いて、
遠くに移動遊園地(?)が、山火事の炎のように輝いているところとか。

腕頭胴体足が一体型の、
両腕を前に突きだした鉄の土偶タイプにして
延々と体を左右に振って勝つというのはだめなのか?
男のロマン台無しか?







2011.12.18 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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