「恋愛戯曲〜私と恋におちてください〜」 よくないかんそうです。 びっくりするくらいつま(ピー) ひさしぶりにこんなつま(ピー) 落ち目の有名女性脚本家と、 なんとか新ドラマ用原稿をあげさせようとする真面目な担当の やりとりをコメディッチックに描いたラブロマンス映画です。 新ドラマ脚本の中に登場するヒロインも主婦の脚本家で劇中劇があり、 更にその主婦脚本家の書く作品の劇中劇中劇が展開する。 これは元舞台劇だそうなのですが、 舞台の方は面白かったりしたのでしょうか……。 鴻上尚史さんの第三舞台のころの作品が好きで、 (2001年に10年間の活動停止に入って今年復活・即解散) 以降の虚構の劇団等は追っていないのですが。 元々鴻上さんはキャラクタ造形や起伏あるストーリーというよりも、 会話センスとギャグセンスでぐいぐい押してくる、 技術よりも感性の勢いが強い作風だったのですが、 その感性の勢いがなくなったらどうなるかというと…… という映画だったような気がします。 大むかしに鴻上さんの撮られた映画で 「ジュリエット・ゲーム」という作品があって、 同じく破天荒なあらすじで馬鹿馬鹿しい内容だったけど、 あれは好きだったなあ。黒板のギャグとか今でも思い出し笑いできる。 2011.10.25 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |