「デビル」 M・ナイト・シャマラン製作・原案の 「The Night Chronicles project」第一作。 (全3作予定だそうです) アメリカのオフィス街にある高層ビル、 そこで偶然乗り合わせた5人の男女が、 エレベーターの故障で閉じ込められる。 しかし5人の男女のうち1人は悪魔で、 それは人間の魂を狩るために「悪魔の饗宴」を始めるのだった。 90分足らずの短い作品ですが面白かった。 万人向けではないですが私好みだった。 「誰か1人は人間じゃないけどそれが誰か分からない」 ってすごく好きなんです。ミステリに通じるものがあって。 シャマランの考えたっぽい話でした。 戦うとか倒すとかではなく、 考える受容する、がメインなんですよね毎回必ず。 ねたばれ ■若い方のモニタ監視係の人が面白かった 「子供が転んだ時に物にぶつかる」 「ジャムを塗ったパンを落としたらジャムの側を下に落ちる」 が悪魔の来ているサインらしいのですが、 だったら私なんか子供の頃からずっと悪魔と一緒だ。 現実で言えば完全に電波なんだけども、 でも映画ではこの人が正しいというのがいい味出てた。 ■途中、偽装連続殺人で理屈が通りそうになった時は おお!と思いました。 ■しかし罪の重さって結局殺した人数じゃなかろうか。 既婚者恐喝とか明らかに死に値しない罪状の人も混ざっているような。 ■刑事さんの最後の発言にはびっくりした。 テーマ的にはそう言うしかないんだろうけど、 「〜かもしれない」くらいでひとつ。 ■この映画の神と悪魔はお母さんとお父さんのようだ。 (お父さんが厳しく叱ってお母さんが優しい) ■ところでエレベーターって動力系がやられたら壁を抜くしかないの? 手動で引き揚げ降ろしはできんの? 悪魔当ては自信があったのにハズレだったー。 2011.07.31 サイトに掲載 2014.07.01 再掲載 戻る |