「マイティ・ソー」






ロキは知ってるけどソーは知らないなあと思ったら
トールだった。あ、あの「トール・ハンマー」のトールか!
まさしくトールがハンマー持って暴れ回る映画だった。

主人公は神。オーディンの息子。そしてアホ。脳筋のアホ。
アホなのでヒロインに車で撥ねられる。しかも2回も。
素行が悪いので父ちゃんに勘当されますが、
でも根はいい奴。育ちのいい紳士で、しかもちゃんと成長します。
瞳がトルコ石のような見事なブルー。笑顔がピカピカ。
役者さんもいいしキャラクターもいい。

頭を使わずに楽しむ爽快アメコミ映画です。
ねじれた兄弟萌えの人にオススメ。

内容ばれ

アンソニー・ホプキンスはちょっと勿体なかった。
演技力は特に必要ないという映画の最たるものですねこの映画。
あと、あらゆるところが聖闘士星矢に見えておかしかった。

それにしても最近の映画の悪い側のひとってなぜすぐ泣きますか?
「何があなたを腑抜けにした!?女か?女だな?」とか
マジギレして責めるの恐いです。
「分かった。あとで女に挨拶に行こう」ってそれ殺す気ですよねあなた。

巨大な鉄の巨人が地表に降り立ったとき
秘密組織シールドの人々が(来年公開の「アベンジャーズ」の前ふり)
「スタークのとこのか?」「いや聞いてないヨー」などと言っていたが
地球にある変なロボットはみんなスターク・インダストリーズ関係だという認識?

ソーは神様だけあって直接攻撃が強く、遠距離攻撃もあり、
全体攻撃もできる、攻撃範囲も広い、飛べる、とちょっと能力的に全能すぎて
アベンジャーズのバランスブレーカーにならんかしら?と思ったのですが
頭の悪さで釣り合い取れるかな。(ハルクは科学者。アイアンマンは天才技術屋)

神話ではトールの奥さんはシフってなってるので、
今回の映画では失恋したっぽい描写だったけど、報われるのかな?

「アベンジャーズ」ではぜひ弟君に
「だって兄上はもう僕のことなんか嫌いになったんだろう!」
とか泣き叫んで、ほかのヒーローの方々をドン引きさせてほしいものです。
「えー、いや、あっちで話そうか……」的な。





2011.07.24 サイトに掲載

2014.07.01 再掲載





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