「X-MEN ファースト・ジェネレーション」




BLでした。
(100%BL語りちゅうい)
お知らせくださった某様ありがとうございます…!


なんなのあれは……。
ミュータント能力を持ってると、
男同士のカップルがスカウトにやって来て目の前で無意味にいちゃいちゃするとか面白すぎる。
なんでベッドに並んで座ってそんなくっつくの。
なんで屋外デートで寝そべってチェスとかしてんの。
なんで車に乗るときそんなくっついて腕をなんかこう……。
やっぱりむかつくから帰れお前達。

今回監督は「KICK ASS」のひとです。
ミュータントとしては最強で、復讐の鬼で、強い意志の持ち主だけども
なんでかすぐに泣かされてしまうあの不安定な可愛い生き物マグニートーを
常に教授に守ってほしい。受攻はちょっと分からない。

内容ばれ箇条書きほぼBL

・2人の出会い→海中ハグ
 噴いた。
・遺伝子ナンパとかビール一気飲みとか、
 若いころの教授が調子こいてる様子がかなり面白かった。あれ本人が見たら赤面するに違いない。
 教授はあんな能力を持ちながらなぜ人間不信にも傲慢にもならず成長できたのだろう。
 びっくりするくらい無邪気で天真爛漫だった(いや傲慢な部分が全然ない訳でもないか)。
 いまちょうど連載中の絶チルでテレパシー能力の弊害をやっているので益々不思議です。
・2人の身長差は13センチくらい。マカヴォイくんが170センチなんだね。
・キュアねたがちょっとあった(英語ではキュアって言ってたけど字幕では出なかった気がする)。
 あとウルヴァリンもチラっと出てた(そういえば感想書き忘れてますが奴の映画も兄との痴話喧嘩だった)。
 教授の頭髪ネタが2回もありました。
・どんなハンサムもおもろい顔にしてしまうあの残念ヘルメットは敵からの没収品だったのか。
 マグニートーの名前も、自分の通り名を考える中2ごっこの成り行きで勝手に付けられたものだったのか。
・ミスティークは教授に対して心を読まないで!って約束させたのに
 なんでマグニートーはあけっぴろげなん?合意の上のプレイなの?
・ベッドは深紅でした。あすこ、いかがわしさに目を奪われて私とした事がセリフを追えなかった。
 そりゃエンジェルも「男同士の変なプレイに使われる!」って思うよ。
・ナチの手のひらをナイフで刺したあとにビール飲むところとか格好よかった。
 教授の機転でピンチ回避して、はしゃいで教授の太腿を3回もぽんぽんしたところ可愛かった。
 飛行機墜落の際の身を呈しすぎる庇いっぷり。一刻も早くDVDでスロー再生して検証したいです。
・教授の下半身不随の原因は(映画オリジナルのエピソード?)、
 もう、気の毒すぎて正視できない感じでした。
 母の仇は殺して復讐できたけど、教授の仇はとれないもんね…。
 もうあれでマグニートーの思い人は一生固定だね。
 撃たれてもどうしても絶対当てるつもりだったミサイルとかショックで全部落ちたね。
 教授もマグニートーに対して全然怒ってないのがなんかこう…なんかこう。 
・「俺の味方でいてくれ。俺たちは兄弟だろう」
 嘘でもいいからイエスって言ってあげてぇぇぇぇ!教授のバカバカ!
 ずっと一緒にいて、少しずつ考えを擦り合わせるって方法もあるじゃない!
・教授のことが好きすぎて聖域!な者同士で寄り添ったようにしか見えぬマグニートーとミスティーク。
・「別れた」の破壊力。
・1〜3の再鑑賞したくなるなあ…6時間か…ぬう。

・マシュー・ヴォーン監督はおたく心に訴える暴力シーンに関するセンスがあると思う。
・あと見直してみると派手な超能力戦に隠れがちですが脚本が細やか。
 「3つ数える」「ノーマルになりたい」「ミュータントは誇り」の他にも
 「命令されただけだ」(ナチの人の命乞いと、艦隊に乗っている兵士をかばう教授が言う)
 「より良い人間になろう」「より良い人間だと証明しろ」
 等々効果的な繰り返しが幾つか。
・腕の番号は214782
・最初にエリックがクルーザーを襲ったところ、エマさんの精神攻撃で敗退しましたが
 拷問(改造?)される少年エリックの映像がフラッシュバックしましたね。
 とんだ変態野郎だぜショウ!
・あとあれと同じかそれ以上の精神攻撃を、エマ以上のテレパスである教授は
 エリックに対して行えるという事ですよね。教授マジ危険。
・クルーザーから逃げるエマさんは妙にガニ股でしたが、
 美女がガニ股だと、なんか好感度UPしますね!
・銀行歯医者ごっこの灰色のスーツもコート姿も、ロシア将校自宅襲撃の下町チョイ悪ファッションも
 アルゼンチンのポロシャツ姿も、エンジェルのスカウトの時の黒いスーツも
 どれも趣味がいいですが、やはり一番は皆とお揃いのグレーの運動着。
 中の人は本当にスタイルがいいですね。
・数カ国語がペラペラと言う中二設定も、中のひとがマルチリンガルなので楽々実現。
 一度トライリンガルのクリストフ・ヴァルツ氏と、多言語口論シーンを演じてみてほしい。
・この映画ではミスティークがすごくいい子で可愛かった。
 女児ティークもかわいかったけど、大人ティークが気を遣う子で、
 ビーストが足のことでからかわれたら
 「足の大きな人って道具も大きいって言うよね!あなたの足は小さいみたい」
 って反撃してあげたり、 CIAの男達が小学生男児並みのいじめをやらかして、
 傷ついたエンジェルが「バカの扱いには慣れてる。でも今みたいな目で私を見るなんて…」
 (あれ裏切りフラグだって気付きませんでした)って言った時も
 「私たち、よ」って言い直したりして良い子だったし、
 ビール一気飲みのお兄ちゃんにはしゃぐところとか、
 お兄ちゃんが論文に夢中なのに拗ねて「眠い。本を読んで」ってじゃれついたり、
 お兄ちゃんのナンパを邪魔したりも、すっごくすっごくキュートだった。
 実は妹扱いは不満で、女性として扱ってほしいのもコミで!
・でも歯を磨いたあと、口を水で濯がないのは気になりました。
 ペッてするだけ?ミュータントだから?それともアメリカ人のデフォ?
・ところで年頃の妹が素っ裸で家の中をウロウロしてたら
 ミュータントとか関係なく普通の兄はああいう反応になると思います。
 ゆえにあそこはエリックが変で教授が正しいと思う。
 (エリックとブランデーを飲みながらチェスした後、
 冷蔵庫を物色してシャンパン?を出していたが、どえらい大酒飲みだな教授)
・CIAから資料盗んで夜逃げするエリックを引き留める所で
 「もう心を読むな」って言ってました。訂正。プレイじゃなかった。
・「君自身より大きな物の一部になれ」のところの教授は、ちょっと教祖様入ってる。
・CIAのひととエリックの意見が対立して
 どっちをとるのチャールズ!みたいに両方から問いかけられて
 「悪いがエリックの言う通りだ」って教授が言ったときの
 あの口の端がちょっとだけ緩んだエリックの顔すごくすき!
 抑えてたけど、東京タワーを浮かすくらい嬉しそうだった。
・セレブロが発動する直前に教授が誰かに強烈な流し目を送ったのですが
 位置を確認したらやはりエリックに向けられていた。
・1回目では分からなかったストームとスコットを見つけたどー。
・仲間探しの一蓮がとてもリズミカルだなと思ったら、
 エンジェルの店のダンスミュージックがずっとかかっていたのか。
 リズムに乗って軽やかにゲイカップルがやってくる!
・ソ連の将校の家に特攻の際、先走るイケメン磁石に教授が
 「エリックめ!」って言ったのですが、
 誰が何をしても窘める程度の教授が、
 他人に本気で毒づいたのってここだけなので微笑ましかった。
・教授は天性の教授!教授というか理想の先生?
・「あれをこっちに向けろ」って教授に言われた時の
 エリックの、素の(え…?)って表情も最高に好きです。
 一応やってみるところも好き。もう教授の言いなり。
 顔を上げたら力みすぎて真っ赤になってんの!
 なんて茶化してますが、アンテナのシーンはシリーズ屈指の名シーンだと思います。
 2人で涙を流すとか反則!
・しかしその直後、大統領の演説をみなでテレビで見るシーンに
 エリックが銃を持っていたのは編集ミスかな?と思います。
 大丈夫だから撃て!、友人を至近距離から撃つなんてできない!
 のシーンとアンテナのシーンは数日空いてますよね?(それとも連続してる?)
・しかしエリック一番の笑顔は、バンシーの最初の飛行失敗シーンです。
 隣の部屋の窓から見ているエリックを御覧下さい。超笑顔です。
・ラスト、動きを止められたショウの右手に、
 自ら左の頬をつけるエリックは魔性でした。
 あれ、ショウの脳をハックしてる教授が見てるんですよねたぶん。
・思想的にはエリックは教授よりショウに近くて、
 母のことさえなかったら、或いは教授VSショウ+エリックだったかもしれぬ。
・教授が後方支援してくれる戦闘の安心感。仲間が得た知覚情報をリアルタイム共有、
 位置把握、仲間の能力を安定化倍増、索敵、精神攻撃をマルチにこなしてくれて無敵。
 テレパスなしの戦闘とか考えられない。
・バンシーの能力の意外な使い勝手の良さ。攻撃、飛行、レーダーとバランスがいい。
 今回能力バトルの均衡のとり方が良かったです。
・潜水艦一本釣りのシーンは、やっぱりオタクとしては無条件に燃えますね。
 あそこは音楽もいい。(メインテーマをアレンジした旋律)
 メインテーマ「First Class」は、大きな運命、意志、決別、切なさ、
 でも抗いがたく前に進まなければならない、みたいなそんなイメージ。
 弦楽器が厚すぎない、儚い感じなのもよい!
・竜巻イケメン……
 もっそい美形で出番も異様に多いのに台詞が一言もない謎の存在。
 最後、エリックが剥がした潜水艦の壁に背後から潰されて
 見事に漫画みたいな転び方をしていたが、シリアスギャグ要員だろうか。
 どうもスペインの役者さんのようだ。パンフに載ってた。英語が話せないとかかな?
・飛行機が落下するとき自分を固定金具代わりにして教授をかばったのもさることながら
 降ろす際のソフトさにも着目いただきたい。ふんわり優しい着地。
・「君と私でとても楽しいことをしよう」「私は君のためにやったんだ」
 「私は君を助けたいんだエリック」ショウの言動は鬼畜攻めのテンプレ。
 エリックは言葉責めで泣かされるし!お前なんか濡れた子犬だエリック!
・タックルされたり撃たれたり、攻撃されたらミサイルのコントロールが乱れるんだけど、
 教授を殴った時も幾つかミサイルが爆発したので、
 エリックにとって教授を傷つけるのはそれ程のダメージなんだなと思いました。
・正しくは「味方でいてくれ。俺達は兄弟だ」でした。
 (「我が友。残念だが僕と君は理想が違う」の教授、無駄にハキハキしとる。鬼)
・というかさ、というかさ、エリックがいなかったらアザゼル以外は全員死んでたんだから
 まずは皆で心をこめてお礼を言うべきじゃね?慰労会とか開くべきじゃね?
 答えを言えって言われたら
 「背中が痛い!」とか言ってごまかせばいいんじゃない?
 それで酒でうやむやにするといいんじゃない?(日本の社会人の汚い技をぜひ学んでください)
・字幕は「別れた」だけど英語は「gone」でした……切なっ!
 去ったのは自分のくせに!んもう!素直になれ!ばか!
・メタリックレッドの彩色と額にガンダムのような突起を生やす匠の技で
 元より格好悪いヘルメットが 益 々 絶 望 的 に !
・パンフはマジで買い!インタビュー記事や細かいデータなど情報いっぱいのうえに
 写真も各種色々。おじいちゃんの2人と若い2人が
 同じ構図でチェスしてる写真とかあるよ!……!……!
 しかも原作の教授とマグニートーの出会いエピソードを
 簡潔にまとめてくれていて親切!(…映画のエピソードの方が私は好きだな)
 別に特定の映画をdisってる訳じゃありませんが
 最近の大作映画パンフは顔アップの写真が何枚かあっておしまいとか
 しょんぼり仕様が多いですからね……。
・前作4本のBOXが異様に安い…違法コピー版かと思うほどに…。
 いやいやポチらないぞ!ほんとだぞ!

・ネットで知りましたが
 エグぜビアさんはザビエルさんだった……
 Francisco de Xavier……
 禿ェ……

・少年エリックは「リトル・ランボーズ」の子だった!
 わー!半年前に見たばかりなのにビル・ミルナーくんが
 1.5倍になってる!って思ったら、
 日本公開が遅かっただけで4年前の映画だった。
 大きくなったね…。
・関係ないですが教えて頂いた中の人の映像を無限リピートしてます。
 インタビューの途中で歌い出したエリックの中の人に噴きだした教授の中の人が
 相手の肩にとりすがって笑うという恐ろしい映像。
 なんでこのひとたち素で腐女子の創作SSみたいなことやってんの?やだ!公式こわい!

戦闘シーンとか何回見てもワクワクするのですが、
たぶんそれは後方支援型ユニット最強の教授と、
前線攻撃型最強ユニットのマグニートーの
奇跡のタッグの無敵感かなあと思います。
でもパワーバランス的には2人は矢張り別々の陣営に所属すべきですね。
奴らが組むとチート過ぎる。
以後お互いに「ここに彼がいたら楽なんだけどなあ…」って
時々思ってるとロマンだな!





2011.06.12 サイトに掲載
2011.06.21 追記

2014.07.01 再掲載





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