「マッハ!!!!!!!!」



ワイヤーを使いません。CGを使いません。早回しを使いません。
という例の宣伝文句のやつです。ストーリーとか本当にどうでもよくて、
そして主役の人が動いているのを見るだけで感激できる映画でしたよ。

格闘映画のマイベストです。
飛ぶ飛ぶ!蹴る蹴る!回る回る!走る走る!
人間は沢山の関節があって、その気になれば全部を同時に動かして
どんな形態をもとれる地上最高に機能的な生物なんだ!と
思いました。飛んでいる途中で方向転換とか平気でするし!
回し蹴りをフェイクで入れて更に回転掛けて蹴ったりする!
軸足はびくとも揺れてないし。有り得ないよあの動きは。
この人、もうちょっと努力したら脚力で空を飛べるんじゃないかしら?
という気がしました。

同時期公開の「スパイダーマン2」と比較。
(そりゃもう蜘蛛の方は物語の洗練度合いとか制作費用とか
比べたらスタッフが激怒しそうなんですが、あくまでアクションのみ
比較すると)こちらのアクションは、実際の肉体を動かす事に
縁のない人々が机の上で、イマジネーションの力と技術の力を使って
作り出したアクションなのですが。
結論としてはマッハと蜘蛛男、ぴったり同じくらい面白かったです。
どっちが良いとか私には言えない。両方とも料金分の価値が十分にありました。
そして両者を比べるのも面白かった。




2004.12.15 サイトに掲載

2011.08.08 再掲載





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