「キングダム・オブ・ヘブン」 私は根っからのチキンで、血が流れるのは嫌いですが それでも私が君だったら、 あのいけ好かない野郎を誅殺して王妹と結婚するよ? そうしたらとりあえず死人が何万人と減るし、映画は1時間短くなったヨ。 とオーランド・ブルームさんに対して思ったり思わなかったりしました。 最近見た映画の中で一番見応えのある城攻めでした。 城攻めは、籠城する側が格段に有利で、 攻める側は5〜10倍の人数が必要だと言われています。 今回は短期決戦だったので投石機がバンバン仕事をしていました。 (ちょっと投げすぎでロボピッチャ(古!)みたいだった…) 護る側も、高上櫓倒しを行ったり、煮えた油を撒いたり大善戦。 本当は、あれに加えて糞便を撒いたり、 馬や人間の死体を投石機で投げたり…するんですよ。 戦意喪失もありますが、細菌兵器のはしりですね。 兵器や戦術って、 「自分がされて一番イヤな事を相手に対してする」のが基本なんだなあ。 そう考えると戦争は空しい……。 それにしても両宗教にものすごい配慮された脚本とは言え、 よくこの企画通ったな…。 2005.06.05 サイトに掲載 2011.08.08 再掲載 戻る |