ゲキシネ「髑髏城の七人〜アオドクロ〜」



ねたばれ

主要人物3人の相関図を描いてみました。 





玉ころがしの捨之介(市川染五郎)
女好き。女は斬らない。そればかりか
女が斬りかかってきたら斬られてやる。
首尾一貫。
天魔王(染2役)
天魔王というアホで恥ずかしい名前の通りの
大変アホな奴で、そのあまりのアホっぷりに
同情の涙が流れるくらいでした。
蘭兵衛(池内博之)
いつもぼんやり花を愛でたり笛を吹いたり
していそう。なので騙されやすい。
現代にいたらキャッチとかすぐ引っ掛かる。

3人は元々1人の殿に仕えた職場仲間なのですが、
(特に蘭兵衛君は殿一筋っ子)
(天魔王と捨之介は元影武者なので
殿とまったく顔が同じという美味しい設定付き)
殿もよくまあこんな阿呆の子ばっかり集めたなあ…
いやむしろ阿呆マニヤ?と思った次第です。

速攻で人の血を沸かせ、肉を躍らせる
優れたエンタティメントでしたが、
濃厚BL芝居でもありました……。

天魔王さん(書くのも恥ずかしい)は
昔の夢よもう一度という訳で職場仲間を
誘うのですが、捨之介には断られちゃったので
蘭兵衛さんを言葉巧みに勧誘し、騙くらかし、
キスし、薬を飲ませ、念には念を入れて地位も与え
格好いい鎧とかもプレゼントし、
やっと仲間になってもらいます(涙)。
で、「2人のはじめての共同作業です!」
という訳でこれまで蘭兵衛さんが大切に守ってきた
家の人間を天魔王と蘭兵衛さんでバッサバッサと
ぶった斬る訳ですが、あの互いの目を見詰め合いながら
女を切り殺してゆくところなど、キスよりえろかったです。
客席の顔ぶれは、どことな〜く腐女子っぽい人ばかりでしたが
池内くんが喘ぐように染の足下に倒れ、
染がその首を無理矢理引き寄せたとき、
「こんなところで反応してたまるか平常心平常心」
というような気合いの入った空気を飲む音があちこちでしました。

うん、ていうかごめんなさい。
これ話の本筋では全然ないんですが(笑)。
正しい粗筋はあちこちのブログに整ったのが載っているので
別にいいかと思って。ともかく面白かったです。




2005.07.12 サイトに掲載

2011.08.08 再掲載





戻る