「バタフライ・エフェクト」 映画を見始めて20分くらいで、監督さんor脚本家さんの世界観 「人間は環境次第でどんなゲスにもなるし良い奴にもなる。 そして両者の間に優劣はない。本人に決定権もない。 人間に起こりうる不幸には際限がない。 人間には尊厳などないし、その命は紙より軽い。OK?」 というのがひしひしと感じられたので、 その先の展開に覚悟しました(笑)。 いやー、覚悟はしたのにそれでも容赦がなかったわー。 主人公は不幸な形で幼馴染みのガールフレンドを失い、 それがきっかけで、父親のとある能力が自分に遺伝している事に気付く。 というお話なのですが。 あらすじがあまりに目まぐるしくて見失いがちですが 主人公は掛け値なしに良い奴です。 私なら途中で訳が分からなくなって諦めるよ! そして同じく見失いがちですが微SFです。 恋愛映画というには色々凄すぎますが、たぶん恋愛映画でもある筈です。 あの陰惨なトーンが人によっては駄目かもしれませんが、 私はすごく好きですこの映画。 よくこんな複雑な脚本を完全に仕上げる事ができたな!と感心する。 児童虐待・動物虐待・児童ポルノ・売春・人体切断などの要素を含みます。 (無論否定的な扱いですが)苦手な方は無理ですが、 本当によく出来た脚本なので、見る価値のある映画だと思います。 (続編の2は見なくていいヨ!) 2005.10.23 サイトに掲載 2011.08.08 再掲載 戻る |