「コープス・ブライド」 ※あくまでフィクションで、 実際の製作スタート時期などとは異なります。 会 社「ティムや。良い子のティムや。 この数年間は自分の濃ゆい趣味を適度に抑えて 商業的にウケるラインを頑張って作ったね。 とても偉かったよ。ごほうびにお金を出してあげるから 好きなものを撮りなさい」 ティム「(子供の声で)うゎあ!本当に?」 会 社「本当だとも。ぶっちゃけ一般ニーズも 多様化して少々コアでもいけるかなという気が しないでもないんだよね」 ティム「(子供の声で)なんか言った?」 会 社「だからお前の好きな死体とか虫とか 好きなだけ撮りなさい、と言ったんだ」 死体・蘇生・つぎはぎ。 それはティム・バートン監督の萌えの中核。 これを引っこ抜いたら、彼は死んでしまうのではないかという、 それくらい根深い萌えです。 でも監督のコアとライトの切り替えスイッチは 壊れ気味?という気はする。 全然エンタティメント、余裕で商業だった。 「コープス・ブライド」を見てきました。 チョコレート工場の時も「ウォンカチョコが売ってねえ!」 と思いましたが、今回も「スクラップストラップが以下同文!」 と思いました。商売をする気があるのかプンプン! 映画を見終わったあと、ストラップが10種類くらいあって 「あーん!困っちゃう!」とか言いながら全種買いしたかった…。 「例え変人でも、陰気でも、見た目が変わっていても、 それどころか死人でも、目玉が腐って穴から虫が出ていようとも その人なりの、その人にしかない良さと、 魅力的な表情や仕草というのがあり、 それを好きになる人もどこかにいる」 という考え方が監督の作品にはあると思うのですが 今回もコープス・ブライドがとても魅力的でした。 あの2人で連弾するシーンが良かった。表情の変化が。 2005.10.29 サイトに掲載 2011.08.08 再掲載 戻る |