「ブラザーズ・グリム」 怪奇現象で詐欺をやって荒稼ぎしていたグリム兄弟が、 失踪した少女達を救うためリアル怪奇と戦うお話。 ギリアム監督は多分おそらく努力して エンタメ風の作品を作ろうとしていました。 そしてそれは概ね成功していました。 でもさ。 あの、所々、造形とかギャグセンスとか。 ……変だよ監督。 やっぱりちょっと変だよ監督。 なんか無理感が漂ってるよ。 (最初の拷問のシーンで額を押さえたよ私は) いや、いいんです。その調子で行って下さい。 こうやってメジャー路線を数本作ったら ティムみたいに、「趣味の映画を1本だけ作っていいヨっ」て 会社がご褒美にお金を出してくれるんですよね。 またその時にでも、監督らしい バットトリップみたいな映画を作って下さい。 (でも美女の映像演出は相変わらず天下一品だなあ) 童話モチーフの映画ですが油断されませんように。 生首とか虫とかニャンコ惨殺とかバンバン出てきます。 あと、この映画を見るとフランス人が嫌いになります。 2005.12.04 サイトに掲載 2011.08.08 再掲載 戻る |