「インサイド・マン」 映画館で見た予告が面白かった。(↑) しかしこの監督の過去作品で苦手な映画があった。(↓) しかし好きな小説家さんが日記で褒めていらした。(↑) という訳で博打に近い気分で見てきました。 ある銀行に白昼堂々強盗が現れた。 強盗集団は入り口を封鎖し、人質50人に対し 強盗と同じ服装、マスクを着用しろと命令する…。 謎と人間の時間配分がクールで良かった。 「次はどうなるの!?」という不安と期待に 2時間引っ張られた。 ミステリ者なら途中で彼等のやろうとしている事が 分かるので、「あ、これは……の為にやってるんだ」とか 「よくまあそんな真っ赤なウソを堂々と(笑)」とか ニヤリと楽しむことができるし、 2度見て検証するのも楽しいだろう。 おバカと愛想の抜けたオーシャンズ11みたいな。 主犯が例によって私の好きな 計画周到で惑わないステキステキ犯人なので、 彼の御苦労様としか言いようのない労働の数々を 見ているのも楽しかった。 (人質の子供がプレーしている携帯ゲームが あまりに残虐で、困惑しているシーンが可愛い) 2006.07.01 サイトに掲載 2011.08.08 再掲載 戻る |