「キンキーブーツ」 女性の履いている美しいハイヒール、 あの踵部分の体積は、 女性の体重を支えるのでギリギリ一杯なんですね。 なので男の人が趣味で女性の格好をする場合 あれを履こうとすると 足と靴にかなり負担をかける事になるそうです。 そこに目をつけたのが 3代続いた靴工場の若社長。 伝統的な革靴の受注が激減した所為で、 古くからの社員の首を切って 工場を閉鎖せざるを得ない状況だったのを 男性向けのハイヒール靴生産で起死回生を狙います。 彼はデザイナー兼イメージモデルとして ドラァグ クイーンのローラを選ぶ。というお話。 靴の生産工程がおもしろそうでした。 素材の皮は平面だけど、足はそうではないので、 色々なパーツに裁断して、縫製して 型にあてて、めこっと立体にするところが。 あと特筆すべきは主役の若社長のへたれぶり。 まあおかげでローラの男らしさが際立つのですが…。 そういえばイギリス映画の男の主役って へたればっかりなような気がします。気のせいですか? 2006.09.21 サイトに掲載 2011.08.04 再掲載 戻る |