「レディ・イン・ザ・ウォーター」



「サイン」と劇場版ドラえもんを足して割ったみたいな映画だった。
えーと、私は6>村>水>宇宙人>超人の順番で好きかな。
今回、シャマランにしては珍しく、
お話の盛り上げ技術が露骨に随所で使われていました。
なので監督が感性で作りあげる空気感が好きな方に
酷評され気味なのではないかと思います。
でもきっと感性で作り続けると消耗するんだよ。シフトさせてやれよ。
私はハリウッドの「おらぁ!盛り上がれ下郎共!」
という力業が決して嫌いではないので、この映画も嫌いじゃない。
あと評論家に酷評されているのは
(ねたばれ)
自分自身が非常に重要な役で格好良く登場しちゃっているのと
映画評論家を登場させてバカにした挙げ句、惨殺したからだと思います。
でもあの評論家も思いっきりシャマランの分身じゃないかとそんな気もするよ。

私はですね、
・お話の骨格が類型的ではない。(倒すのではなく役割を探すのがメインタスク)
・お話が1つの建物の中で完結する。(←個人の趣味ですが評価アップ)
・人種編成がおもしろい。(ハリウッド世界は米国の白人と黒人で完結してますよね)
・オープニングのアニメ、うぐいすとのこ先生風でなごんだ。(かみのけが)
・パッドフットが出てくるヨ!(出てくるヨ!)
という、以上の箇所が好きです。

それよりなにより気になったのですが、
大昔に見たシャマランの写真の顔と
今回登場したイケメンのシャマランの顔が全然違うように思うのですが、
私の記憶違いだろうか。整形は…しないよな。監督だもんね。

ねたばれ。
「隠し事のない男」が彼だとは思わなかったので笑った。
私は韓国のお母さんが「守護者」だと思っていたのに。

ただ、魔犬が掟の番人に制裁されるシーンが
どうにもヤンキーのリンチみたいだったのには脱力した。
なんか蹴りとかチョップとか入ってなかった……?




2006.10.12 サイトに掲載

2011.08.04 再掲載





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