「エミリーローズ」 19歳の大学生エミリー・ローズは、 原因不明の激しい痙攣と幻覚に襲われ 医学的治療を受けるも、症状は悪化していった。 彼女に相談された神父は、症状を悪魔によるものと判断し、 彼女に治療の中止をすすめ悪魔祓いを行う。 しかしそれは失敗し彼女は命を落とす。 神父の行動は有罪か、無罪か。 異色の法廷ホラー。 ホラーとしてはまあ普通に怖いです。 ただ、エミリーが幻覚に苦しんで苦しんでのた打ち回って 夢の中で別世界のような場所を彷徨っているときに 彼女はマリア様に出会うのですが 「なぜ私がこのような目に遭うのですか?お救い下さい」 と訴える彼女に、マリア様が 「あなたの姿を見て、人は悪魔の存在を知るでしょう。 そして同時に神の存在がどうのこうの」 と答えるところ、 あそこでキリスト教徒でない身としてはどうしても 立腹の余りデッキをぶん投げたくなりました。 CMのために死ねと? もちろんエミリーは、苦しみ続けることを選択するのですが、 映画の文法的には「崇高なシーン」なのだと分かってはいても 私には全然そのようには解釈できず、 文字のエンコードが合ってなくて文字化けしたような 気持ちの悪い思いをしました。 2006.11.18 サイトに掲載 2011.08.04 再掲載 戻る |