「DEATH NOTE」
   the Last name(後編)




面白かったですよ。
いや、なんか、原作がこのラストでも良かったかなというくらい。
特にオリジナルのトリックは、
原作で使われなかったのが惜しいほど秀逸なものでした。

藤原くんは、ちょっとお肌の調子が悪くて酒の飲みすぎじゃないのか、
野菜を摂らんといかんでーなどと要らない心配をしたりしましたが
ライト様の大演説が始まると独壇場、
このために俺は雇われた的演技を見せてくれました。
今回のLは甘いものが嫌いな人にとっては拷問ともいえる
恐ろしい量の甘食を披露。途中「TVチャンピオン甘食戦」を
見ているのか?と錯覚するほどです。
てかこの人ずっと丸まってたから気付かなかったけど
手と足が長いですね。普通の役を演じていらっしゃる所も見てみたいです。
この映画のLとワタリは
妖精の国から来た妖精さんなんだと思いました。ワタリ可愛い。
ミサミサは、愛らしさと電波の加減がうまくチューニングされていて
この映画のバラスト的存在でした。特にラストとか。
問題なのは夜神部長で、どうしてでしょう演技は申し分ないのですが
彼一人だけデスノ映画からズバコーンと浮き出て
同時に「西部警察」をみているかのような。
漫画の夜神部長は序盤で常識人らしく見せておいて、
テレビ局突撃に至ると「うっわ!この人ヤバ!てか遺伝…?」と
思わせる、ある意味デスノ一番のサイコおじさまでした。
でも鹿賀さんの部長は普通に恰好いいんですよね…。
いや、いいです前言撤回します忘れてください。
あの映画で夜神部長まで変になったら収拾つかなくなりますものね。

結構な盛況ぶりで、邦画であんな人ごみは久し振りでした。
退出の際に漏れ聞こえる周囲の評価も、
好評が多いようだったし何よりです。
(ちょっと作者は逮捕されて声優が飲酒運転しちゃったけど)




2006.11.19 サイトに掲載

2011.08.04 再掲載





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