「マリー・アントワネット」 一風変わった歴史映画を撮りたい! それも女の子感性で世界を再構築!みたいなの! という監督の熱意はとりあえず分かった。 でもと言うか、だからと言うか、 こういう女性系映画に彼氏を連れてくるのは禁止だ。 いいなみんな! 子宮がないと同調できん映画を 男子に見せるのは気の毒だよ。 むかし「めぐりあう時間たち」を見たときもそう思った。全然違う傾向だけど。 いや、隣が男性客だったのですが、途中から 携帯を開ける、飲み物のストローをぐるぐるする、 貧乏揺すり、と大変つらそうだったので。 内容は… 「恋も国家も結婚もお洒落も不倫も出産も 都会も田舎も社交界も革命もオールオッケー。 だって女の子のキャパは無限大だし何でも受け入れる。 あと女の子ってケーキとドレスで出来てるんです」 って感じの映画。 朝まで遊んで、みんなでハイになって走って 噴水の所で並んで朝日を見るところとか、 ちょっとハチクロなど青春漫画風味ですらあった。 「たのしいな。たのしいな。あなたもたのしいよね?」 っていう、様々な人に向けられるキルスティンの笑顔が良かったです。 スパイダーマンより、断然いい表情で撮ってもらってた。 2007.02.08 サイトに掲載 2011.08.04 再掲載 戻る |