「恋愛睡眠のすすめ」 「エターナル・サンシャイン」の ミシェル・ゴンドリー監督作品。 私が、たぶん初めて劇場で寝た記念すべき作品です。 すっごい寝た。頭ガクってなるくらい寝た。 劇場で寝る人間なんか有り得ないと思っていたのですが…。 あ、でもこの映画が駄作って意味じゃないです。 この作品、好きな人はすごく好きだと思います。 私は何回見ても寝るでしょうけれど。 主人公の住むアパートに女の人が引っ越してきて 主人公はその人に恋をするんですが、 主人公の現実のパートと夢のパートが最初は交互にあって、 徐々に夢のパートが増えてきて、 最後のほうは「これは現実だなー」と思っていたら夢で、 会話も所々なりたっていなくて、意識が段々と……ぐぅ。 という感じでした。 夢の映像はCG多用じゃなくて、セロファンや紙や布や絵や 手作りのものが多かったので、暖かい映像でした。 小さいアイディアも面白かった。 特に主人公の作った、 世界の大災害を12個描いたカレンダーが秀逸。 眠りに入る状態って、スイッチを切るみたいに突然じゃなくて 回転数がだんだんゆっくりになっていくじゃないですか。 この映画には、強制的に私の頭の回転数を落とす魔力がありました。 あと、フランス語って眠くなる……。 そういえばむかし「リタン」っていう怖い夢っぽい映像が延々続く 矢張りフランスの映画をレンタルで見たときも寝たな……。 夢&フランス語って、私には睡眠薬になるみたいです。 2007.06.12 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |