「怪談」 「リング」以上の怖さを求めて行くと肩すかしです。 でも和物にしては十分に恐いし、 劇場では2度ほど全員の悲鳴があがりました。 お話に関しては、かんどうしました! よくあの無駄の多…いや情報豊かなお話を 分かり易くまとめられたなあ! まさにいらないキャラクターは切られ、 かぶっているところを適度にバラして、 現代人には理解し難い所は 主人公の性格改変でキッチリ対応してありました。 新吉は優柔不断だけれども優しい性格で、 その新吉に、登場する美女が全員惚れるので 三遊亭圓朝版☆「いちご1OO%」みたいでした(笑)。 真中もびっくりのモテぶりです。 真景累ヶ淵のあらすじを、 ちょっとどこかで御覧になって頂きたいのですが このあらすじ…私は読むのが苦痛です。拷問だ。 子供のリレー小説とかこんな感じになりがちですよな。 読めば読むほど映画が凄く感じられる…… 見せ場の作り方、恋愛の描き方、女優さんの撮り方。 最後の方になってくると、怨霊による嫉妬というよりも 豊志賀による新吉いじり☆ みたいな感じになってきて笑えました。 「オホホホ!いまの新さんの『うひゃあ』って顔ときたら!」 って豊志賀さん影で笑ってるよあれは。 ラストねたばれ あれ絶対新吉の回りに父・姉・妹全員集合して ニターと笑って終わりだと思ったのに! すごい恋物語っぽく爽やかに終わりましたね。 しんきちは かま を そうびした! しんきち の ちから が 20アップした! 花火やお祭り同様、夏の風物詩を満喫するつもりで お化け屋敷に行くように楽しむのにはいいと思います。 (ただカップルよりは友達同士向けかと……) 冒頭の講談師さんによる語りが特に秀逸です。 声の抑揚だけで、あんなに空気を締められるものなのだなあ。 2007.08.18 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |