「魔法にかけられて」



面白かったですよ!好きですよ!この作品。

ディズニーアニメのヒロイン、ジゼルは
森の中でエドワード王子と出会い、恋に落ちる。
しかし王位を奪われることを恐れた王子の継母ナリッサにより
現代のニューヨークへ飛ばされてしまう(実写にチェンジ)。
というお話。

ディズニー世界での法則がことごとく現実世界に通用せず、
電波女みたいになっちゃうヒロイン、
そんな夢と魔法と愛に生きるヒロインとニューヨークの弁護士が
互いの恋愛観に関して語り合っちゃう、とか面白かったです。

(下記内容ばれ)

ディズニー系の映画を見るといつも
「いい仕事してるなあ脚本!」と思います。今回もそう。
かなり冒険的な内容なのに
立派なエンタメの範囲に収めてらっしゃる。
それは彼等が絶対にミスをしないから。
たとえ2分、3分の小さなエピソードでも
選択間違いが積み重なるとそれは違和感につながる。
その辺り、彼等はゴルゴ並みに正確な仕事をなさる。

男性客を呼べる要素が少なかったり、
女性にしても物語を好む人には
「恋愛ドリームの女子供だましかよ」と敬遠され、
恋愛系好きな女性からは
「アニメかよ」とスルーされそうというハンデが予想されるこの企画
それでも会社的にGOが出るのはすごいなと思います。
守りに入ってないというか。

そういう攻めの姿勢の映画ですが、
パターンを破壊する中で守るところは守っていて、
会った人にはきちんとご挨拶する。
親切にしてもらったら心からお礼を言う。
お父さんとお母さんと子供が一緒に踊り狂う楽しい家。
好きだという気持ちは言葉にしないと伝わらない。
とか、21世紀の世知辛い会社員の私が見て、じんわりきました。

なかでも浮浪者に語りかける
「あなたが私に微笑んでくれたら
私はきっと幸せな気分になれると思うわ」
というジゼルのセリフはよかった。無心で。

映画を見たあと、道で出会う老婦人や、
コンビニで買い物しているおじさん、
自転車で走ってるそこらの若者も
なんだかとても愛おしく身近に感じられて
「みなさんごきげんよう!今日もいい一日だといいですね!」
と声を掛けたくなるような、
そんなキラキラした気持ちがしばらく続きました。

(下記ねたばれ?)
■最初から恋愛の敗者になるよう定められて出てくる人が苦手です…
 だっていい人だもの!すごくいい人じゃないどちらも!
■しかし姉弟かというくらい顔の傾向が似てたな。
■FF8の登場人物がいたような…いや魔女モチーフだから逆流か。
 まませんせい。




2008.04.05 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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