「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」 原作はもっと牧歌的で、 わるいおじうえも、「なっにー!ゆるさんぞプンスカ!」 とか言いそうな小悪党イメージで、 カスピアン王子も丸顔に目がちょんちょんだと思っていたのですが 映画はまあ映画だけのことはあって、 おじうえは凄みのあるハンサムおじさまに、 カスピアン王子は見事なイケメンに、 テーマはより深刻に、戦闘はより派手に、 出来事の起こるタイミングをずらしたり、 クローズアップしたりして (例えばタイミングのずれは王子との邂逅やアスランとの再会、 クローズアップは白い魔女召喚や橋のシーン、戦闘シーン) 見ている人間のカタルシスを制御し、引き出すあのやり方は 毎度すごいなあと感じました。 あとやはり規模が大きいので (エンドロール見た限り撮影6チーム、3カ国ロケ) 画面に圧倒される。 内容ばれ ■セントールが全員ゲイリー・オールドマンに見えた (汚れててモジャだったから)。 ■でもセントールの皆さんは顔立ちがカッコよかった。 ■白い魔女は相変わらずの美貌。 まさかティルダさんが出演して下さるとは。 ■次男は男を上げ、長男は男を下げた……。 ■投石機のあの飛距離はありえない。 ■毎回言うがリーアム・ニーソン(アスラン)は美声! ■狼男の造形に期待していましたが、 カルビーCMの大犬みたいでした。しかも全身犬。 ■食事のシーンは概ねカットですね。 ■そういえば、あの世界で肉って食べていいの?みんな喋るのに。 ■今回の殺戮王はスーザン。 もはや敵を弓でぶん殴って、矢を握って刺し殺してた。 ■レゴラス……。 ■しかもスーザンの弓矢は魔法製なので矢が尽きない! ■最初と最後の地下鉄のあの演出効果はどきどきした。 私は原作を読んだのが、ほんの2年ほど前というライトな読者なので フンフンフーンと軽い気持ちで楽しめたのですが、 子供の頃にナルニアを読んで思い入れのあった友人は 長女とカスピアン王子のちゅーがショックで 翌日は自分の人格を見失うほどだったと言っています。御注意下さい。 ディズニーは「映画2時間に1回は誰かがキスしないといけない」 という社則があって、それを破ると映画がヒットしないんだよ!(うそ) それって私にしたらどの程度のショックなの? 「アルプスの少女ハイジ」が実写化したら ペーターがイケメンになってクララとキスしたくらいのショックかな? ナルニアを子供の頃の愛読書としていたもう1人の友人は 「わるいおじうえはサラディナーサのスペインのおっさんに似ている…」 と言っていました。 翌日会ったときもまだ言ってました。どんだけ!! それだけでは何なので 中盤で、カスピアン王子達が通り過ぎた壁画の中で あまりに気になったショットがあったので念写してみました。 一の王ピーター……なのかこれ……? タムナスさん?はかわいく描いてあったのにあんまりだ。 ところで今回もフォーンは出てきたけど、 タムナスさんの美脚美尻に匹敵するフォーンはおらんかったよ。 2008.05.25 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |