ゲキシネ「髑髏城の七人 アカドクロ」





やはり髑髏城のお話はいいですね!音楽も!
あの掛け声を聞くと燃えます。
キャストの中では抜かずの兵庫役の橋本さんが
特にナイスガイ演技でした。
男の色気と殺陣の所作が一々格好いいアオドクロの捨之介、
飄々としていて骨太なアカドクロの捨之介、
どちらも捨てがたいです。

ただ、アカドクロの蘭兵衛の性別が女性だったので
それは…男性設定の方がいいかなあ…と思いました。
あと染の演じたアオドクロの天魔王は
「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」
と思わせるあほのこでしたが
古田さんの天魔王は普通に悪でした。
概ね同じ脚本のはずなのに何故でしょう。

そういえば、アオドクロの殺陣で
私がものすごく大好きなアクションがあって、
(アオドクロシーンばれ)

捨之介がばっさばっさと雑兵を斬り捨てる傍らで
刀鍛冶が次の刀を研ぐんですね。
で、研ぎあがったら投げて渡す。
捨之介は代わりに斬れなくなった刀を投げる。
斬る、投げる、斬る、投げる。
研ぐ、投げる、研ぐ投げる。
それが同時になるようなタイミングで
しかも目まぐるしく、雑兵ひしめく舞台の上で
かなり離れた位置からされるものですから
空中で刀が舞って、きらきらとして見事でした。
(そのシーンだけ拍手が起こっていた)

その剣戟をもう一度アカドクロで見られるのを
楽しみにしておったのですが、残念ながら演出が違いました。
その点はちょっとしょんぼり。





2008.07.02 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



戻る