「クローバー・フィールド」





劇場で見なくて正解でした。
いや、違って違って、つまらないという意味ではなく、
面白い映画なのですが、酔うんですよ。画面に。
御覧になる方は何も情報をいれずに見たほうが面白いと思うので
下記ねたばれ御注意ください。ジャンルとしてはパニックムービーです。



ある男性が海外転勤する、そのお別れパーティーを撮影しているビデオ、
そのビデオが回収されて、撮られていた映像を見るという体裁の映画です。
まず冒頭があって、次にサプライズパーティーのシーンがかなり長く続きます。
監督以下スタッフさんが、ネットでホームパーティー映像を見まくって
勉強したというだけあってリアルです。
ここはツカミであると同時に、
「撮影者は後半変質的にカメラを放さず撮り続けるけど、
それはこいつが変人だからダヨ!」という説明でもあります。
かなり成功してます。

これは端的に言えば怪獣映画ですが、
それをホームビデオで撮影し続けるというワンアイディアが
がっちり支えています。
(怪獣映画と家族ものを合体させた「グエムル」もそうですね)
使い古されたねたでも、切り口を変えれば
面白い映画はまだまだ無限に作れるな!と嬉しくなりましたよ。

でも撮影の人、素人の撮り方の一番ひどい風に撮るのがうますぎる…。
orzゲヨー。


(ビデオを撮るときは、視点の移動はなるべくゆっくりね!
太極拳だと思ってね!)
(あとスイッチの切り忘れには注意しようね!)
(歩いてる最中の床が前後に揺れながら映ってるのって
映像兵器だからね!)




2008.09.16 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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