「探偵 スル−ス」 1972年 英国作 三谷幸喜さんがエッセイで褒めていらしたので時空を越えて鑑賞。 面白かったです。 40年近く前の作品ですが、この徹底した隙の無さ。 ロンドン郊外に邸宅を構える富豪の推理小説家を訪ねる 若く美しいイタリア人の青年美容師。 彼は推理小説家の夫人と不倫の関係にあります。 最初から舞台は豪邸の中に固定され、 場面は移っても登場人物は常に男性が2人。 己のプライドを懸けた心理戦を繰り広げます。 139分、ほぼ台詞によるやりとりなのですが ドンデンにつぐドンデンで気を抜く間もありません。 これまでに見た幾つかの映画が 「あー、この作品にインスパイアされていたのか!」と ダダーと分かって面白かった。 ローレンス・オリビエとマイケル・ケインが主役です。 バットマンの執事アルフレッドが記憶に新しい彼ですが 女たらしの美容師の役で、若々しくて全然気付かなかった。 (35年後リメイク版「スルース」では推理小説家の役を演じてなさるとか) 2009.04.12 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |