「天使と悪魔」 かなりざっくり切られて分かり易く、 「(ラングドン教授の)イタリアの車窓から」になっていた。 こだわりが特になくて、ササッと楽しみたい人が 原作を読まずに見るのに最適だと思う。 今回も宗教的に、 相手の顔面に靴下をビターンと投げつけた感じです。 ハリポタがNGなら、この映画など 関係者一同に死の翼触れるべしレベルじゃないかと思う…。 (一番やばいネタはさすがにカットされていましたが) (でもご覧になったら例のあの人は憤死されると思う) たしか教会内部の撮影許可は一切下りなかったと聞きます。 (外部の撮影に関しては制限する権限がないとか) しかしCGなのかセットなのか全然分からなかったし 内側と外側の継ぎ目もさっぱり不明で見事でした。 サン・ピエトロ寺院の内部はセットらしいです。 見ても信じられない出来栄え。 (ねたばれ) ■変態暗殺者が、まるっきりの別人に!(まあ陳腐だからね原作の彼…) ■教授が本棚を揺するシーンは、観客もなんとなく左右にゆらゆら。 ■教皇の遺体は過剰包装だと思う。 ■トム・ハンクスが急に老けこんでいた。一体何が。 見る価値があると思ったのは反物質の爆発シーン。 あのサン・ピエトロ広場上空の爆発の 色彩を思いついた人の才能に祝福あれかし! 最初に光、次に雲が払われて、闇と薔薇色と空色が混ざり合う、 さながら天井画。 登場人物の自己犠牲の相乗効果で泣いている人もいらした。 製作者じゃなくても「してやったり!」感を味わった。 ハンス・ジマーのテーマ曲が前作に引き続き効いてます。 「ダークナイト」もそうですが、 悲劇・運命・痛みを予感させる重厚な曲。 2009.06.01 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |