「ターミネーター4」 3の冒頭でバイク乗ってすってんころりん 「鹿さんお逃げー」アハハウフフとかやってた主人公が 4では一目で人類の指導者だと分かる軍曹顔になっていた。 (二の腕の太さなんか2倍くらいあるよ!) 3と4の間でジョン・コナーに一体何があったんだろう。 (シリーズを全然ご存じない方に説明すると役者さんが違います) お話は、審判の日が終わった後、 スカイネットとの抗争を描いています。 面白さ的には1<2>3<4…という感じでしょうか。 2で終わっていたなら綺麗だったけれど、 大人の事情で続編を作るなら3が捨て石になるしかない構造。 すごいねたばれ まず最初……生活防水?と思った。 次に川で泳いだ時に、 おいおいチタン合金だろう重量は幾らよ?と不思議になった。 攻殻のバトー氏も少佐も、水は怖いし不安だということを言ってたYO 軽くて堅いんだろうけど、 軽すぎると打撃の威力が出ないんじゃないかしら…。 (アルミの傘で殴られても痛くない的な…) 最後のシーンで、 「入れ替わりオチか!!」と思ったのですが違いました。 あとでその案は没になったと知りました。 あー、確かに人類の救世主が人間ではないというのは 拒否反応を示すひとが多いかもしれないけど、 でも辻褄がぴったり合うような気がしたんですよね。 不死の救世主が人類を導き、 自分に心酔する部下のカイルを、 彼の運命を知りつつ送り出す。 自分のために、ではなく盟友ジョン・コナーのために。 自分のためでなければ、非情になれるかなと思ったんです。 1の時から、カイルを送り出すときのジョン・コナーの心の中は どのようなものだったんだろう?と考えていました。 しかしクリスチャン・ベールのジョン・コナーは 地球上のあらゆる生命体の命<オレの命 という事実をナチュラルに受け止めているように見えたので 割とサクっと送り出しそうではあった。 あの感動的な大演説も要約すると 「気のどくだが わたしの為だ!」 (「走れセリヌンティウス」@ながいけん先生) というふうに聞こえました(笑)。 というか、ターミネーター1も2も3も4も ジョン・コナーの命を贖うために、 どんどん人が死んでいく恐ろしい生贄システム映画なので。 (そしてますます死ねなくなるという循環) 私がコナーなら発狂している、か もしくは身代わりを渇望していたでしょう。 思い返すと 「ターミネーター1」の優秀さがしみじみ分かります。 審判の日、ロボットの反逆、救世主となる希望の子、 タイムパラドックス、救世主の母、 過去からやってきた男、運命。 魅力要素てんこもりだし、なにより創作できる余白が広大だ。 その余白を最大限に生かしたのが、「ターミネーター2」です。←大好き 1で語られた未来が、 狂人の妄言にされているところからスタートするのが もう何とも言えなかった。 走っても息を乱さないし汗もかかないロバート・パトリックの演技や CGかと思ったら役者がみなさん双子だったリ、 (リンダ・ハミルトン含め)人力テクノロジーがよかった。 キャメロンは富も名誉も手に入れちゃったので きっともう無理だろうけど、ああいうド派手で オタク魂の炸裂した監督の作品がまた見てみたいです。 最後の独白に関する茶々(ねたばれ) しかし私はプログラムとチップで人間を作れると思う。 すごくめんどいだろうけど、でも作れると思う。 生んだ方が早いし低コストだけど。 2009.07.02 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |