「おくりびと」




奇抜な題材だけれども展開はベーシックなもので
見ていて全然不安にならない。
邦画らしい湿っぽさもあるけれど、
ユーモアがちりばめられているので
全体的にどちらかといえば重くない印象。

しかし嫁役の広末が…かわいすぎる…?
いや、かわいいのはいいんだけど
かわいすぎて、もはやファンタジーみたいというか
あんな癒しの天使みたいな嫁がおるか!(笑)というか。

嫁関連ねたばれ

映画とは関係ない気もするが、
「チェロ奏者を辞めた時も、田舎に帰ると言った時も
私は文句を言わずに従った。
だから今回は私の言うことを聞いて納棺師の仕事を辞めて!」
という嫁は、内容はともかく取引としては正当性があると思います。
もじもじしながらも自分の我を100%通すモックンは、
立派に父親のDNAを継いでいると思う。


もしや外国の人には華道や茶道と同じカテゴライズをされたのではと
エンディングを見ていて思いました。

この映画を見て納棺師や葬儀屋さんを志す人が増えたと聞きます。
うん…そういうフットワークの軽さも必要だという気もするんだ日本人には。




2009.09.08 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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