「ドラゴンボール エボリューション」




最初の10秒で意味が分からなくなった。

微ねたばれ
「2千年前に、宇宙からやってきたピッコロ大魔王と
その弟子の大猿が地球を滅ぼしかけたが7人の勇者がそれを封印した」
というナレーションから始まるのですが、
画面はどう見てもヴォルデモートと闘うダンブルドア校長。
良く見たらピッコロ大魔王、触覚がない!!
ナメクジがモチーフのナメック星人なのに!

内容ばれ
悟空は年頃の青年らしく憧れの女の子(チチ)に夢中だったり、
授業中に宇宙からの侵略者の話をしてクラス全員からドン引きされたり、
あと男子からいじめられたり、
見てるこっちが大猿になりそうなシーンがてんこもりでした。
特に、壊れて開かないロッカーにチチが困っている時に
「気」を使って影からこっそり開けてあげて
彼女のハートをゲットするところとか、
中学生男子の妄想ノート風味がきつすぎて
「すんませんもう許してください」
と言いたくなるくらい恥ずかしかったです。

ラストバトルばれ
手から前に向かって波動系の技を出しながら「前方に」ロケット突進して
相手の波動技を打ち破るというのはなんか新しいと思う。
物理法則には全然従ってない気がするけど。

ちなみに同系統の映画で「ドラゴンキングダム」という作品がありますが
あっちのが断然☆面白いです。
会社がGOサインを出した企画を誰かが作らなければならなかったのだろうけど、
監督のジェームズ・ウォンさんは追突事故にでもあったと思って
またなにがしかの次回作を頑張っていただきたい。
私は監督のホラー映画が大好きだ(えぐいけど)。

ドラゴンボールについて
よく考えたらあの作品、
しゃべる豚やしゃべる猫や、目が3つある人間が何の説明もなしに存在して
中華とSFをベースに仙人と神と宇宙人が会話しちゃったりする
超シュールな世界なんだけれども、それがなんかさらっと読めてしまうのは
鳥山先生の絵と才能のなせる技なんだろうなあとか改めて思う訳です。
もうここは別種の才能をぶつけて中和した方がよかったかもしれないなあ。
ティムに任せてグロテスクなSFミュージカルにするとか、
ブラッチャーヤー・ピンゲーオ監督にまかせて屋内格闘映画にするとか。




2009.11.02 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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