「かいじゅうたちのいるところ」 思っていたよりダークでシビアな映画でした。 そして全然まったく子供向けではないです。 言葉の端々が恐いというか、 かいじゅうたちの躁鬱が恐いというか。 腕がもげたりとかも恐い。 大人が、「あー…」ってなりながら見るのが正しいと思います。 そしてその「あー…」は1人1人違うので、他人と共有できない感じ。 それにしても子供。 無限のエネルギータンクを持つ子供。 大人が疲れている時に限って元気いっぱい。 すぐ泣くくせに感傷は理解しない。 しょうもないことを気に入り大人が発狂するほど繰り返す子供。 でもすぐ忘れる。気分屋。現実と空想の区別がへたくそ。 手加減しない。情け容赦ない。仁義無い。 でも時々なんか一生懸命すぎてかわいい。 別に私はマックスのような子供だったわけでは、全然ないですが、 ちょっとこう、キャー恥ずかしい!的な気持ちになりました。 ねたばれ…? ああ、脳が今日一日の記憶や得た情報を整理中なのね、って 仄めかし方がうまいなと思いました。 2010.01.29 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |