「Dr.パルナサスの鏡」 あらすじ 移動型見世物小屋一座を率いるパルナサスには秘密があった。 彼はそのむかし悪魔とある取引をし、 その代償として娘が16歳になったときに彼女を差し出さねばならないのだ。 ん?案外これいいんじゃない!? という感想です。 「〜グリム」ほど監督が強制的にメジャー奉公させられてる感がないし、 「〜タイドランド」ほど生き生きと商業の世界に決別しちゃってないし。 監督の幻覚美術趣味も小2病も、ちゃんと炸裂しているけれども、 それは粗筋に沿って機能しているし スター俳優が出て、大きいシアターで上映されている。 プロデューサーになった監督の娘さんが 「父の狂気をコントロールし、作品を守った」 と豪語するだけのことはありますよ。 狂気暴走系の監督はみな、結婚して娘を産んでもらって、 成長したらプロデューサーにして 作品の安定を図るという長期計画いいんじゃない?と思いました。 腐女子視点 悪魔はパルナサス博士のことが好きすぎる! あれですね、最初の賭けからして、 ずっと一緒にいたかったからですね。一目ぼれですね。 ともかく構ってほしくて構ってほしくて辛抱たまらん風に見えました。 常に一緒にいてくれるし、 博士が落ち込んでいるのはつらいと言って励ましてくれる。 ラストの悪魔を見たときのパルナサス博士の笑顔は、 なんかけっこういい感じでした。 ねたばれ トニーはユダだという説があるのですね。 吊っても吊られてもともかく生きているという。 最後トニーの携帯着メロが鳴り響いたときは音質がクリアすぎて 「電源切り忘れた上に音量MAXの阿呆は誰じゃい!?」と思いました。 それにしても現実世界のシーンだけ収録が済んでいたとか不思議な感じですが 3人の代役のシーンは全然違和感無かったです。 2010.02.04 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |