「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」 ギリシャ神話の神々は…なんというか 短気で人の話を聞かない女好きのダメ男orヒステリー女…… というタイプが多いような印象なのですが、 冒頭からゼウスがやってくれちゃいます。 「犯人はお前の息子に決まってるから ○日の○時までに謝らなかったら戦争な!」 みたいな。 物証一切なし。直観。 明智のおっちゃんよりひでぇ。 主人公の多動障害と難読症設定の、 そのあまりにもサラっとした流し加減が絶妙だった。 あと割に問題児かつどえらいマザコン少年の主人公が 品行方正で母親思いの青年にチェンジ。 クリス・コロンバス監督の改編が効いています。 最大公約数に受け入れられる丸い形に整える手腕において彼は天才的。 ご家族でワクワクハラハラして見られる ファンタジーアドベンチャー映画です。 続編も映画化決定らしい。 内容ばれ ■ハーマイ…じゃなくてアナベルの中の人は、も少し剣術をがんばれ。 ■主人公の目の色は原作じゃたしか緑だったと思いましたが 映画ではブルーだったような?デジャヴュ! ■登場人物が減って、犯人は2択…。 ■クロノス超スルー。 ■神々の血を引くだけあって、主人公たちの行動も結構やんちゃ。 スーパーカー強奪や、石にされた人を遠慮会釈なく叩き壊したり。 あとラスト。原作の問題児すら結局思いとどまったアレを 品行方正な映画の主人公が、あっさりやっちゃってる。 そうそうスタッフロールの途中で、ちょっとしたオマケがあります。 2010.03.02 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |