「つみきのいえ」 第81回アカデミー賞 短編アニメ映画賞 ねたばれ? 10分間の短い作品で、台詞などはありません。 少しずつ水位が上がって建物が水没している街で、 水位に合わせてレンガで上階を増築して暮らしている老人が、 ある日、釣り用のハッチの下へ大切なパイプを落としてしまう。 そのパイプを拾うために潜水を試みた彼は、 かつて暮らしていた階下、そのまた階下、そのまた階下に 懐かしい妻との生活、自分の半生を回顧する、 というあらすじ。 明るい解釈、暗い解釈、人それぞれのようですが、 私の受けた印象は暗くなかった。 小さな小さな家に一人で住んでいる老人だが、 その下には細長い大きな家があり、 更に青年時代に好きな娘と駆け回った大地がある。 豊かで、揺るがない。孤独でもない、という。 そんな感じでした。 2010.03.03 サイトに掲載 2011.07.04 再掲載 戻る |