「シングルマン」


16年連れ添った同性のパートナーと死別して
傷心の生活を送る英国出身の大学教授が主人公です。
静かに規則正しく暮らす教授なのですが
生活の瞬間瞬間に恋人とのやりとりが浮かび上がり、
彼は回想します。

そんな彼の一日を描いたお話です。

内容ばれ

ゲイカップルでも男女でも、法の後ろ盾なしに
16年も関係を続けられるのは並大抵の事ではないと思う。
2人共に誠実さと年月を大事にする性質を持った、
お互いにとっての運命の相手だったのだろう。

恋人のジム役の人の笑顔が得も言われず和やかで犬のようで、
あれは教授じゃなくても一目ぼれする!
「バカほど朝は元気だ」と教授に揶揄されてもニコー、
レコード換えてこいと言われてもニコー、
何の本を読んでいるか聞かれて
「ティファニーで朝食を」を見せてニコー。
かわいい。たぶんあのひとは犬に転生したと思う。
(ソファで向かい合って読書とか、
シチュエーションとしていいですよね!)
何という役者さんだろうと思ったら、
「ウォッチメン」でオジマンディアスをやった人でした。
(変なコスチュームの冷徹な知恵者。
奴の半径10m以内に立ちたくない感じ)
役者さんすげえ!

それに比べて親友のチャーリー女史は、
いいやつだけど、所謂「猛禽」で無神経なところがあって、
そこが可愛いと言えなくもないが、
人生の伴侶にはできないな…という
ゲイの人の目線をビシビシ感じました…。

色の表現がセンシティブで、
主人公の家や調度が格好がよくて、小道具がなんかノーブルで
60年代のみなさんの髪型やメイクや衣装がかわいいなあと思ったら
監督はファッションデザイナーさんで、映画監督デビューだった。

あとコリン・ファースの全裸が何度も拝めるのですが
アラフィフであの体型維持はすごい。

ラストばれ

ラストには、ちょっと呆然としました…………。
そ、そんな!
いやいやいや、あかんやろ…………。
冷凍庫のお金パンも気になるけど、
あの生徒くん生涯最大のピンチやろ。

傷心の教授を狙う美青年が連続で現れて、
そこはBLゲーみたいでちょっと「ふふふ」ってなごめた。




2010.10.10 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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