「3時10分、決断の時」


南北戦争で足に障害を負い、
牧場を営むも上手く立ちゆかず借金に苦しむ
貧しい一家の長、ダン・エヴァンスは、
偶然の成り行きから捕縛された強盗団のカリスマ首領、
ベン・ウェイドの護送に手を貸すことになる。
というあらすじ。リメイク作品らしい。

男のための男の映画。
渋い。
名作と絶賛されているし、その通りだと思う。
でも小声で言わせていただくならBL的萌え名作でもある。
(出演者のみなさんBOYSという歳ではないですが)
牧場主はクリスチャン・ベール、
強盗団首領はラッセル・クロウです。

ラストばれ(腐女子感想)

なんでダンの姿をスケッチしてんの悪のカリスマ…。
お互いの精神の核の部分を告白し合ったあと2人で決死の脱出、
そして、もう少しで任務完了というところでダンを撃ち殺した
強盗団の部下(自分を助けにきてくれた)を射殺。
自ら刑務所行きの護送列車に乗り込む悪のカリスマ。

あの副官の人の「な、なんでなんだぜボス!?」
という死に際の目が印象的だった。
そりゃそうだよな。彼にしたら理解不能だよ。

まあ「お前の親父は役目を果たした立派な男だ」というのを
ダンの息子に見せておきたかったのだとは思うけど。
(牢獄からは脱走できると言っていたし、
彼はきっと今回も逃げるのだろう)

この映画の監督、ジェームズ・マンゴールドさんは
私が見ている作品では
「ニューヨークの恋人」
「“アイデンティティー”」そして
まだ見ていませんが、現在上映中の
「ナイト&デイ」の監督をされています。
すんごい作風バラッバラ。
特に自分の特色というものがなく、
その時の題材に最高に合う調理法を自在に使い分ける、
職人タイプの監督さんなのだろうと勝手に空想。




2010.10.21 サイトに掲載

2011.07.04 再掲載



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